明和治療院 - 愛西市 - の治療理念

 だれでも寿命を全うするまでは元気でいたいと思うものですが、多くの人は自分の大切にしている物に対しては手入れをするのに、同じ心得を物とは比較にならないほど大切な自分自身のからだに応用しない人が多いのは腑に落ちないことです。その理由は「では、どうすればいいのか」という情報をもっていないためでしょうか。
 このホームページでは当治療院の治療案内の他、病気を予防し “こころ” と “からだ” の健康を取り戻し、維持するために必要な情報を収集し提供していきたいと思います。
 病気は予防が先であり、治療はその後なのです。

 

「治らない」と、あきらめていませんか?

 不可逆から可逆へ
 近年、医療現場においても良性筋肉疾患に対する関心が徐々に高まってきました。しかし、良性筋肉疾患の多くは客観的な検査・診断が困難なため見過ごされることが多く、適切に「筋肉・筋膜・関節の動き」を治療していれば数ヶ月で完治していたものを放置したことで歩けなくなった人、手術する前にそれらをみなおしていれば身体にメスを入れる必要のなかった人、交通事故や怪我のあとに速やかにそれらを診ていれば慢性痛に移行しなかった人が現実に非常に多くおられます。
 また、「背骨や肋骨の関節、頭蓋骨や横隔膜の動き」の不調が原因で自律神経の失調をきたしているにもかかわらず、病院の検査では異常が認められないため、長年、不定愁訴に苦しんでいる人もおられます。

 

 腰部椎間板ヘルニアにおいて、以前は一度突出した椎間板は不可逆であり、外科的に切除しなければ症状は治らないと言われていました。しかし、アライメント(関節の位置関係)の不良に起因する過剰なメカニカルストレスによって発症することが多いことから、腰の筋肉と関節を柔軟にし、骨盤の傾きや捻転を治して姿勢を正すことでアライメントが修正され、突出していた椎間板が徐々に生理的な位置に納まる可逆性があることはMRIを使った調査でも確認されています。

 

 脳卒中(脳梗塞や脳出血)や虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の原因として、懸念されるアテローム(粥状)性動脈硬化は、一昔前は不可逆であると言われていました。動脈はひとたび硬化し内径が狭められると二度と元に戻ることはなく悪化するだけだと考えられていました。しかし、動脈硬化の原因となるような物質(主に飽和脂肪)の摂取をやめ、ストレスのもとになるようなこころの使い方(例えば怒りの感情)をやめさえすれば、自己の治癒系の働きにより、アテローム性動脈硬化が可逆的に変化していくことがわかっています。

 

 症状のある部位だけに目を向けるのではなく、からだをひとつのユニットとして診る洞察力が治療する側には求められます。そして、適切な治療と、健康回復・維持のために必要な情報を基にしたアドバイスを患者様に提供する責務があります。
 健康な人が健康を維持し、病気の人か治るための最善を尽くすことが、私たち医療従事者の役目であると考えております。


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