2008年

*8/22以降の活動はこちらのブログへ移動しました*
8/2・3    カヌーで遊ぼう野外宿泊研修会
7/24    幾春別小学校 ラフティング体験学習
7/16     中央中学校 湖水カヌー体験
7/13    栗山カヌー体験・ツリーイング体験
6/28     むかわアドベンチャーキッズ
6/18     第2期 通常総会
6/14・15  北海道川の日ワークショップinながぬま
6/8     身近な水環境全国一斉調査
6/8      ヌッパの貯水池の森散策ガイド
6/2     幾春別川緑の回廊づくり植栽事業
6/1     化石さがしとダム見学
5/17    太陽の森緑化事業
5/3      春季緑の募金活動
4/10・11  “やまなみ”ガイドトレーニング

             

2008.8.2(土)・3(日) 『カヌーで遊ぼう野外宿泊研修会』

悠遊桂沢倶楽部(桂沢ダム水源地ビジョン)の夏イベントとして、三笠市地域子ども会育成連絡協議会(市子連)と共催で行われ、当NPOがサポートしました。

 イベント初日の体験活動は、昨年まで芦別湖や桂沢湖で行なっていたものを今回は幾春別川で行なうこととしました。そこそこの急流もある幾春別川では、レスキューや泳ぎ、タンデムカヌー体験、ラフト体験と多くのメニューを連続して体験しました。子供達は楽しかったと反応も良くまずまずでした。

 特に2人乗りカヌーの前に乗せての瀬を越えたり、流れを渡るスラローム(フェリーグライド)体験は好評でした。もっと乗っていたいとか、ガイドの漕ぎ手に感謝の声あがっていました。

 ラフティングは1艇に小さい子供達4〜5人に大人1〜2名のため、漕ぐ力が弱くガイドの操作は苦労しましたが、子供達はとても喜んでいました。

 もうひとつはレスキュー体験。基本的な川の危険や、流された時のポジションや泳ぎ方、浅瀬横断体験やロープ投げ等、どれも実際にやってもらいました。今回は流れの速い川での体験のため、リスクはいつもより高いため、下流にはロープでのバックアップもつけましたが、ちょうど水量も少なかったこともあり無事終えることができました。

 今回特にNPOの会員でもあるレスキューインストラクターの北原君や、恵庭のエココミにケーション専門学校の三鍋先生にも来て頂き、保護者も数人ウェットスーツ着て中身の濃い体験ができたと思います。またラフト、カヌー体験では三笠カヌークラブのサポートがありました。

 当日は悪天候が心配されましたが、午前中は降らずにイベントは実行、午後は雨とともに強風も吹きましたが、その間子供達は温泉入浴とスキー場ロッジ(室内)でのテント張りやウッドバーニング体験、夕食作りを行なったため、難なく進行できました。夕方には雨もやみ、子供達は外でキャンプもできました。とてもタイミングが良くことが進みました。

 夜には駒田森林インストラクターのゲームやスイカ割りを行なった後テントの寝袋へ、30名程の子供達はテントでの一夜もなかなか興奮して眠れなかったのでは?

 翌日は朝食の後、桂沢ダムの見学を行いました。ダム見学から帰るとスキー場隣の三笠遊園でダムフェスタが開催され、NPOが担当している放流体験にも参加しました。子どもたちはニジマス、ヤマベの稚魚を幾春別に放流してイベントは終了となりました。


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2008.7.24(木)  『幾春別小学校 ラフティング体験学習』

 地元の小学校5〜6年生8名を総合学習ということで幾春別川でラフティング体験があった。

 すでにダムと発電所の見学は7/2に済ませており、今回は水そのものを体感してもらうもの。ラフトに乗って遊ぶだけではなく、水の冷たさや、臭い、色、それに流れの強さ怖さや楽しさも味わってもらおうと、渡渉訓練、ロープ投げ、川泳ぎなどもメニューに入れた。

 ラフトに乗る前にしっかりと幾春別川の水の多目的な利用について話した後、汗をかきながらドライスーツなどを装備。

 今回は元ニセコでラフトガイド経験のある優秀な平野君を講師に漕ぎ方の講習。教育長、校長先生、担任の先生も乗り込み、早速三笠遊園近くの橋から出発。

 大波や瀬をいくつか越え、最初は緊張していた子らも少しずつ元気な声が出てきたところで、岸にあがって河原のキャンプの危険や流された時の泳ぎ方、泳いで助けることの危険さなどを教え、次にはロープを投げて救助の練習。

 教育長自ら流された犠牲者役をかってくれて、皆でロープを投げるがなかなか届かず救助の難しさを実感。

 観覧席前では吊り下がっているゲートをくぐるスラローム練習も。ついで浅瀬の横断訓練。30cm位でも流れが速い所では1人で渡れないので肩を組んで3名で渡ってもらう。2人で挑戦してもらうと、やはりバランスをくずし流され、水の力を体験できたのでは。

 再び乗り込んでサイクリングロードのトンネル脇の渓谷や滝、瀬を味わいながら5000万年ひとまたぎの断層のある所へ。

 ここにも狭くなったところが瀬になっていて、ここで泳ぎを挑戦皆強い流れに果敢に挑戦し流れに対して、体に角度をつけて岸に寄る体験をしてもらった。

 子供らは後から頂いた感想文から、一番泳げることを楽しみにしていたようで、先生と瀬の下でさらに水に入ってなかなか出てこようとしない位楽しんでいた。実際川は怖いが本来なら、

ライフジャケットもつけずに水中眼鏡をつけて潜って遊ぶのが川遊びの中での一番の醍醐味である。

 最後初夏の暑い日ざしも川の上では快適な中、奔別川の合流点を過ぎ、河畔林豊かな博物館の裏の景色を眺めながら、幾春別橋でゴール。いつもはなかなかの悪ガキ達もおとなしく言う事を聞いていた。今回も中身の濃い「川」の体験会であった

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2008.7.16(水) 『中央中学校 湖水カヌー体験』

 市内中央中学校1年生の総合学習として桂沢ダム見学に合わせて湖水でのカヌー体験があり、当NPOと三笠カヌークラブが協力指導した。

 カヌーや装備は当NPO所有のものと、ダム管理所と三笠カヌークラブから借用。生徒全員協力で管理所裏のボート桟橋まで下ろす。

 
2班に分け救助とカヌーを交互に行う。カヌー班はカナディアンカヌーやファルトボート、カヤックにそれぞれ乗り込みカヌー操作を試みるがなかなかまっすぐ進めない。少し慣れたところでミニレースもする。教頭、担任、外人教師も試乗する。

 
救助ではレスキューインストラクターの北原会員が川や水辺の危険の話の後、ロープ投げによるレスキュー訓練。思ったように飛ばず、あとで頂いた各自感想文では救助は大変というコメントが多かった。
 最後はお決まりの飛び込み、水泳。これがいつも一番好評だ。
プール以外での水遊びといのは今の子供達には新鮮。まずアウトドア体験そのものも少ない彼らには当然かも。

 半日であったが桂沢の水の利用や自然を少しは感じてくれたかと思う。

 昼食後はダム堤体等を見学したようだ。

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2008.7.13(日)『栗山サマーキャンプ・ツリーイング体験』

 栗山町で子どもたちにツリーイングを体験させて来ました。

 栗山町で毎年行なっているサマーキャンプでは、今年ツリーイング体験をさせたいと、主催の栗山青年会議所から当NPOに協力要請があり、それにお答えいたしました。

 場所は栗山町ハサンベツで地域住民が昔の里山の風景を取り戻そうと小川の整備や田畑の整備を行なっているところです。

 参加者は栗山町や由仁町から集まった小中学生23名で、前日の土曜日から様々な体験をして宿泊し、日曜日はツリーイングとそば打ち体験などを班分けで体験しました。

 ツリーイングは同時に10名から11名同時に体験させたいため、事前に行なった、木の選定には苦労しましたが、何とかあまり離れないところで4本の木にセッティングができました。

 子どもたちは皆、初めての体験でしたが、呑み込みが早く目を輝かせて楽しんでいました。ただし、子どもたちより楽しんで見えたのは、青年会議所のスタッフでした。子どもの体験の合間に、かなりよい汗をかき、前夜のお酒が抜けた模様でした。

 栗山青年会議所の皆さん、お世話になりました。また空中でよい汗をかきましょう!!

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2008.6.28(土) 『むかわアドベンチャーキッズ』

 今年度最初のツリーイング体験会はむかわ町でした。2日間のプログラムの中で、初日の午前を使い42名の子どもたちに木登り体験してもらいました。

 登らせてもらった木は、穂別地球体験館の裏にあるミズナラの巨木です。地上も芝の緑地で絶好の環境です。(毛虫があんなに居なければもっとよかったのですが)

 参加者を4つのグループに分けて、1グループは10〜11人。同時に10人の体験会は3〜4本の木で分散して行いますが、今回の巨木は1本の木で13本のロープを掛けました。写真を見ての通り同時に11名の子どもが木登りしている様子は壮観でした。

 スタッフは当NPOからツリークライマー、ツリーインストラクターが8名とむかわ町役場の担当者も資格者のため計9名でした。参加者の子どもたちには、ほとんどマンツーマン状態でした。

 天候も良く立派な巨木のおかげもあって子どもたちは皆喜んでいました。

 指導していた我々スタッフや学生ボランティアもとても楽しめた活動となりました。

 むかわ町の日月さん御世話になりました。また、企画してください。

 〈できれば人数と時間にもう少し余裕があれば、登るだけでなく、いろいろなメニューを披露できます〉

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2008.6.18(水)
『第2期 通常総会・懇親会』

 平成20年度の通常総会を幾春別市民センターで行いました。

 理事長と来賓の小林三笠市長の挨拶で始まり、スライドによるH19年度の事業報告や決算報告、今年度の事業計画や予算書が報告され、すべて承認されました。(出席者22名、委任状 32通)

 すべての議事が終わり閉会した後。隣の会場で懇親会が開かれました。

 幾春別をよくする市民の会の嵯峨理事長の乾杯で始まり、出張料理屋の岸さんの手作り料理を囲んでの懇談となりました。今年も出席者の自然や環境や教育についての熱い思いが語られました。

 そして今回岸さんのお手伝いということで選抜女性会員?が厨房スタッフとして活躍しました。「手際が良く助かりました」と岸さんから喜ばれました。

 受付も含め、お手伝いしてくださった皆さまありがとうございました。

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2008.6.14(土)・15(日)
『北海道川の日ワークショップinながぬま』

 川の日ワークショップとは、いい川にしようと活動している団体がその取り組みを発表し評価をもらうというものです。北海道の各地で毎年行われ、今年で7回目、長沼町で開催されました。当NPOは実行委員として参加。事前に行なった3回の実行委員会に出席してきました。

 当日は高篠理事長と事務局駒田が参加しましたが、理事長は三笠カヌー倶楽部として発表者としての参加でした。(結果はもう少しのところで・・・・残念!地元長沼町の子ども水防団の発表がグランプリに選ばれました。)

 14日は1次選考と交流会、15日は復活選考、2次選考、表彰式が午前にあり、午後はワークショップ参加者が体験できるエクスカーションが3コースあり、駒田は記念植樹に参加しました。

 植樹は道工大岡村教授の指導で「生態学的混播法」による緑化です。38種類の在来種の苗が用意され、未来の森をイメージしながらそのうちの10種を1つのサークルに植えました。久しぶりに岡村教授のお話を聞き、勉強になりました。

 当NPOでもこれからの森づくりのため、地元産の多種の苗をたくさん育ててみようと思って帰ってきました。

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2008.6.8(日)『第5回身近な水環境の全国一斉調査』

 森の散策の後、午後から幾春別川上流の3箇所で水質調査を行ないました。

 全国で同じ日に、身近な川や池などの水の汚れを市民が調べるイベントです。

 当NPOとして今年初めて、この調査に参加しました。

 川の水温測定や試薬を使ったCOD値の測定です。全国一斉なので他の地域との比較も出来ますし、今後毎年継続することでその変化もある程度わかることでしょう。結果が発表されましたらこのHPで公表したいと思います。

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2008.6.8(日)『ヌッパ貯水池の森散策ガイド』

 今年で4回目となる「初夏の森林散策」を三笠市柏町ヌッパ貯水池を取り囲む森林公園で行いました。

 森林インストラクター駒田が市の広報などで呼びかけてところ、12名の参加者が集まりました。

 地域の方に森林散策の楽しさと健康増進を目的としているところです。

 昨年は出来なかった秋の散策を今年は行いたいと思っています。


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2008.6.2(月)
−洞爺湖サミット記念−『幾春別川緑の回廊づくり植栽事業』

 毎年秋の幾春別川クリーン作戦と同じ日に行われていた「緑の回廊づくり」が、今年はサミット記念ということで、6月に行いました。

 三笠市、岩見沢河川事務所、岡山緑の回廊を守る会の協力をいただき、岡山小学校や萱野中学校の生徒や地域町内会の皆さんが一緒になって川向頭首工手前の右岸沿いに植樹しました。

 地域の要望で果樹を多く植樹したほか、カミネッコンを使った植樹も同時に行いました。

 NPOスタッフはこのカミネッコン作成の指導にあたりました。

 〈本来河畔づくりというと、風などの悪条件に強い植え方や樹種を選ぶのが普通ですが、地元の強い希望と管理が手厚いということで、実のなる果樹が主体となりました。この件について、会員内外の皆様からもご意見いただきたいところです。〉

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2008.6.1(日)『化石さがしとダム見学』

 三笠市桂沢地域の活性化を探る“悠遊桂沢倶楽部”(桂沢ダム水源地域ビジョン推進連絡会)が春の活動を行いました。

 昨年の春は山野草イベントとして山菜採りと試食を行いましたが、今年は時期も遅くなったため、川で化石探しと桂沢ダム見学をやってみようということになりました。

 NPO会員からは高篠理事長、寺前理事、駒田事務局長、柿添さんが参加。午前はダムの上流幾春別川本流をゆっくりと歩いて化石を捜しました。悠遊倶楽部のメンバーである藤原さんと小山内さんをインストラクターに化石の内包する可能性のあるノジュールの捜し方を聴いた上で探したところ参加者は大なり小なり化石を見つけられました。

 午後は桂沢ダム管理所の高係長と前田所長の案内でダム本体を中から外から見学、学習させてもらいました。上流の川に浸った化石捜しとその川をせき止めて役立っているダム。幾春別川上流の二つの顔を堪能した1日でした。この新企画もなかなか奥深いなーと感じた体験会でした。

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2008.5.17(土)『太陽の森緑化事業』

 昨年に引き続きNPO主催、札幌の拓友建設X、北海道SHS会(外断熱工法団体)の共催で幾春別小学校の裏山スキー場跡地への植樹活動を行ないました。

 札幌からは大型バスと車で約60名の参加があり、地元からは幾春別小学校の教師や生徒と父兄の皆さん、地元町内会、鹿島建設新桂沢ダム事務所の方々も参加。さらに小林三笠市長は昨年に引き続き参加くださいました。総勢およそ80名の緑化事業となりました。

 まずカミネッコンという紙製ポットの作成から始まり、出来たポットにミズナラ、イタヤカエデの苗をいれ、植樹場所まで移動し、グループ単位での植樹となりました。

 昨年の植樹場所の隣であったため、参加者の中には昨年の苗を探していましたが、残念なことにミズナラの大半とイタヤの一部は、新芽を出した直後の霜で茶色く枯れていました。

 そんなこともあり今年の苗は元気に育ってくれるように皆さん心をこめて植樹しているようでした。

(追記:7月2日苗を確認したところ枯れたと思われた苗の大部分は、新芽を出していました。小苗パワー恐るべし!)

 午後は札幌からの参加者を対象に、周辺で山菜探しと、校庭の木を使った剪定教室と剪定体験を行ないました。

 手鋸の数が足りなかったので、一部の人しか体験できませんでしたが、体験者の中には枝を落とすことに快感を覚える人もいたようです。

 〈今年は環境サミットに合わせて植樹事業が行なわれたようですが、木を育てるには、植えるだけでなく、下刈りやつる切りなど、その後の手入れも重要です。これからは、これら保育活動の参加も呼びかけますので、どうぞご協力ください。〉

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2008.5.3(土)『春期緑の募金活動』

 今年も緑の募金の季節がやってきました。今年は4月1日より5月31日までの例年通りの期間とサミット記念募金として6月1日から7月9日までがあります。

 当NPOとしては、ゴールデンウイークの真只中の5月3日に「三笠の道の駅」と「三笠イオンSC」で街頭募金を行ないました。  事務局の駒田と井村で約3時間。

 募金に協力くださった皆さんありがとうございました。

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2008.4.10(木)・11(金)『“やまなみ”ガイドトレーニング』

 旭川市の登山ガイド“やまなみ”スタッフのためのレスキューを中心にした研修に駒田が参加。

昨年は、夏の繁忙期に大雪山系や十勝岳連峰へ2回“やまなみ”ガイドの応援として出向きました。そんなこともありスタッフとしてお呼びがかかりました。

 初日は、神楽公民館にて主にロープワークについての講座を行い。その後カムイリンクスの近くの野良処“てくてく”へ移動。焼肉を食べながらスタッフ同士の交流を深めました。翌日は、同じく“てくてく”にてロープや個人装備を使ったレスキュー法の講座、午後は屋外に出て、ロープレスキューの実習を行ないました。

 講師は、レスキューの第一人者ともいえる阿部恭浩さんで、参加者は“やまなみ”代表の中西さん他8名でした。

 昨年も参加したのですが、1年間ロープワークなどしていないとほとんど忘れていて、お恥ずかしい限り。でも、繰り返すことが大事。いざというとき頭の片隅にあるのと無いのとは相当違うのではないかと思います。本当は忘れない内に復習できるといいんですが・・・わかっていてもなかなか出来ません。

 講師の阿部さんと参加者の渡辺さんと駒田は、次の日当別へ移動してツリーイングインストラクター講習へ・・・・内容の濃い4日間となりました。

 中西御夫妻、阿部さん御世話になりありがとうございました。

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