X.介護職員がケアに集中できるように

〜デイサービス・巡回型ホームヘルパー用ソフト〜

利用者の通所予定の日や時間帯によって送迎の経路、到着時間、利用者の介助の際に注意すべき事、家族に伝達・尋ねることなどのデータを運転席の端末が音声と地図・文字で表示する。

目的・メリット

  • 急なキャンセルにも対応して到着時間の訂正や経路の変更が容易にできる。
  • GPS機能を利用することにより事務所で送迎の様子を把握できる。到着時間や利用実績の記録が保存できるので報酬請求が正確に行える。
  • 送迎計画が誰でも作れて、地理や利用者の事に詳しくなくても利用者宅まで安全に送迎できる。地図が表示されることで運転に集中できる。
  • 「前回利用時に体調が悪かった」「昼食時に服薬する薬を持参しているか」「左麻痺だがリハビリのため見守りだけ」などの注意事項や、着替えや昇降に時間がかかる、道が狭い、道路工事中など運転に必要な事も忘れずに伝えられる。
  • 出発時に運転手に伝達し忘れても途中から端末を通じて伝えられる。急な利用停止や利用申し込みに対応できる。

必要な機器・環境

  • カーナビ機能をもつ端末。カーナビと接続、またはアドインソフトでもよいが事務所とのデータのやりとりができるソフトや人。
  • 事務所用のパソコン、ソフト

問題

  • 施設にメリットを理解してもらえうるか。送迎計画や利用の記録のための職員が不要になり、不慣れな職員でも安全に送迎できるメリットの評価。
  • データの入力の手間を減らすため、サービス利用前に住所の入力を行っておく。介護の目標や注意点、提供するサービスはケアプランから取り込むなど他のソフトとの情報の共有ができなければ余計に手間が増える。