第3回 スリランカパネルシアター公演旅行 -5日目- Part1

2014年8月6日
 初のポロンナルワ公演・パネルボードと絵人形の制作ワークショップ。
 
 スリランカで、制作のワークショップを経験するのは初めてなので、スリランカを訪れる前からとても楽しみにしていた。
 なかなか会場の確保が難しかったそうで、お寺の施設を借りることになったらしい。
 ぶっちゃけ、これまでで一番古い施設で、あまり使われていないのか、埃と蜘蛛の巣だらけだった。でも、特別扱いされていない感じがうれしい(実際は、かなりの特別扱いなのだが)。
 これまで2度のスリランカ公演旅行と違い、今回は「現地の人たちとの直接ふれあうことができ、来た〜」って感じが楽しい。 
公演(ポロンナルワでは初めて)9:30〜10:30
 ポロンナルワ初登場のDANパネ団。どんな反応が見られるのか楽しみに、いざ会場へ。
スリランカで初めてDANパネ団のユニホームを着て公演に臨む。
その話をすると、これまでずっとご一緒してくださっている北中部州幼児教育委員会局ポロンナルワ担当のファーイスさんは、大喜び。
「どうして余分を持ってきてくれなかったの?ぼくも着たかった。」と言っていた。
スリランカの人は、きれいな色が大好きだそうで、「参加者も喜びますよ」となっちゃんが言っていた。
 会場の鍵が開くのを待つあっこちゃん。
窓の格子には蜘蛛の巣が絡み付いていた。
ちょっと古さにたじろぐが、いやいや会場を提供してもらえるだけでもありがたい。
ファーイスさんとドライバーのハルシャナさんが、ステージ上の蜘蛛の巣をとってくれた。
感謝感謝です。

海外公演の時、毎回感じるのだが、ドライバーや担当者など毎日関わっている人が、日を追うごとにスタッフのようになってくる。
仲良くなってきた証だと思うが、うれしい瞬間である。
ホテルで準備してもらった朝食のサンドイッチ。
決して豪華ではないが、気持ちがこもった温かいお弁当がうれしい。
スリランカのパンは、意外においしい。


余談だが、水の入ったペットボトルは、ちゃんとカバンに入れてキープしておかないと、いつの間にか誰か飲んでいる。
気が付いたら、音響さんが飲んでいたりする。
日本人にとっては、ちょっとかなり抵抗がある。
今回は、制作のワークショップがあるので、50名限定だそうである。




ここポロンナルワでも、これまで同様すごくノリがいい。
やりやすいったらありゃしない!
『はなからこんにちは』を演じるやまちゃん。
通訳をするなっちゃんとの息もぴったり。
みんな無邪気にパネルシアターを楽しむ。
熱心にメモを取る人も多い。
やる気を感じた。
『バナナのおやこ』で、分担して歌おうと言ったら、ファーイスさんが舞台に上がってきて、「このグループは、パパバナナ。こちらは・・・」と仕切り始める。
思わずのけぞったなべさんだったが、面白くてその様子を見守っていた。


さすがに分担して歌い始めたら、降壇してもらったけど、ずっと演じていたいくらいの勢いを感じる楽しいファーイスさんだった。
『ぞうさん』をスリランカ語と日本語で歌う。
参加者にも日本語で歌ってもらうととてもうれしそうに大きな声で歌ってくれた。

スリランカの人は歌と踊りが大好きだからね。
『な〜にができた!?』

この会場も、はずかしいのか初めはなかなか前に出てきてくれなかったが、一人指名すると、あとは勝手にどんどん出てきてくれた。
何人もが一度に席を立つと、お互い顔を見合い、そのうちの一人が出てくる。
その序列の基準は何なのか、日本人には分からない。


前に出てくると躊躇なく何かの形を作り始める。
すばらしい!












マジックをするやまちゃん。

「簡単簡単、種が分かった」という顔をしてアピールする先生が毎回のようにいるが、決して分かっていない。
公演の後、触ってみると自分の考えが違っていて、また不思議そうな顔をするところが面白い。
『バスにのって』は、大人気。


みんな免許は持っていないが、ドライバーになってくれる。
 『バスにのって』のクライマックス。

日本の幼児も真っ青なくらい躊躇なく凄い迫力でライオンの「ガオ〜ッ」をやってくれる。

本当に楽しい。
なっちゃんも負けじと「ガオ〜ッ!」
すごい!
『ブタくん街道を行く』で公演が終了。
公演の後、スタッフ、JACAの林さん(中学校数学)と北さん(環境教育)といっしょに記念写真。
おやつの時間。
美味しい果物の他に、こちらのおやつが並ぶ。


カステラのようなケーキやスリランカの手作りおやつがいっぱい。









芋の粉を蒸しているのだろうか?
羊羹のようなアンコのような…
面白い!
パリップ・ワデー

レンズ豆を挽いて、玉ねぎやトウガラシなどを混ぜて揚げたもの。
少し塩気があり、おやつというよりは、魚のミンチのから揚げのような感じの素朴な味。

おもてなしがうれしい。
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