第3回 スリランカパネルシアター公演旅行 -3日目- Part2

2014年8月4日(午後)
  アヌラーダプラ、公演と発表会。
公演
午後からは総入れ替えで、またまた違う地域の先生方が大勢参加。
回を重ねるごとに盛り上がってきた。私たちが通訳を通した公演に慣れてきたこととスリランカの人々の笑いのツボが掴めたためと分析する。
期待もあろうが、不安な気持ちもいだきつつ参加しているのだから、私たちが満面の笑顔とオーバーアクションで演じることで、「私たちはとても楽しんで演じているよ」という気持ちが伝わり安心するんじゃないかな?!
ただ、深く考えなくても、スリランカの人々の無邪気で屈託のない笑顔を見ているだけでも、めちゃくちゃ楽しく演じることができるけどね。
発表会(8グループのオリジナル作品発表があった。)  
歌あり踊りありの大変楽しい作品ばかり。
(地域)Nnp
(作品)Song『まりーちゃんのポケット』

ポケットの中から5つのボールが出てきた。
バリエーションが利き、5までの数唱や数の学習に活用できる。
(地域)Nnp
(作品)Song『飛行機』

大空を飛ぶ飛行機に思いを馳せた歌に合わせて演じてくれた。

歌と踊りがすごかった!
すっかり飛行機になりきって、どこまで飛び続けるんだろうと心配になるほどであった。
(地域)Nnp
(作品)Story『お腹がすいた農民』

ベッドの下に隠れていた鬼が「お腹がすきすぎて鬼でも食べてしまいたい」と言うお嫁さんの話を聞いて、ご馳走とお金を置いて逃げていったという話。

なべさん的には、絵の雰囲気がお気に入り。
話も面白い。
(地域)Nnp
(作品)Story『かめが空飛ぶ方法』

水の多い湖に移りたいカメが、サギの助けを借りて空を飛ぶが落ちて大怪我。それを見ていた子ども達に助けられて、水の多い湖で暮らすことができたというお話。

練習の時に、リアルなカメの血を貼っていたので、なっちゃんが「もう少し子ども達が怖がらない程度に」とアドバイスしたと聞いていた。
その通り、血は小さくなっていた。
しかし、なべさんが「カメの顔を大きく描いて表情が分かるようにしてもいいのでは」とアドバイスすると、リアルな血を取り出して貼った。どうしても貼りたかったのだろう。
なべさん・なっちゃん、苦笑(^_^;)
(地域)Nnp
(作品)Song『ねことバンツ』

バンツ少年のボールが見つからない。草むらに隠したボールを見つける。昨日かわいがっている猫と草むらでボール遊びしたことを思い出し、「取ってこないと棒で叩いちゃうよ」と猫に言うという難解な歌。
仲がよくてじゃれ合う歌かなあ?

絵人形の大きさや貼り方などバランスのいい作品だった。
(地域)Nnp
(作品)Story『ひょうたんの中から』

大きな魚の中から瓢箪が出てきて、その瓢箪の中からいろんな人が出てくる。
出てきた人は、鬼を追い払うために踊ったり太鼓を叩いたりするというお話。

表情豊かな演じ手は、まるで女優さんのよう。
やりとりもとても上手だった。
(地域)Nnp
(作品)Song『ひよことかしこいアヒル』

アヒルの真似をして楽しんでいたひよこが溺れてしまう。
ひよこをたすけたアヒルは、「できないことはしないのよ」と歌う。

無理はしないほうがいいということかな?

二人の演じ手の息がピッタリだった作品。
(地域)Nnp
(作品)Story『King Palace』

きれいな花をすべて摘み取ってしまったお姫様が改心して、一人占めにしたことの愚かさに気づいて虫や鳥たちと仲良くするというお話。

パネルと立てて縦長の舞台で演じるという斬新な作品。
他にも、扉を閉じるためにスナップボタンを使ったり、絵人形が大きすぎて落ちやすいので裏にマジックテープが貼ってあったり、日本では考えられない様々な工夫があった。

スリランカにある物を使って、それに応じた工夫をすることは全然いいことだと思った。
講評と感謝の言葉を述べる北中部州教育委員会局ポロンナルワ担当のファーイスさん。

私たちが帰国するまで、毎回の公演やワークショップに参加してくださった。
会場の隣の幼稚園。
日本の幼稚園と同じような遊具がある。
こんな時に、一番に活躍するやまちゃん。
JACAの菊田さん(元特別支援学校教諭)・中村さん(OT)と。
ジャヤラットさんのお宅に招かれる。
ヤシン君がキャンディアンダンスの音楽を演奏してくれた。
すばらしい。
スリランカは、自国の民族音楽や舞踊をとても大切にしている。
私たち日本人はどうか?
こんな風にサッとできるものがあるかなあ?
ジャヤラットさんご一家と共に。
ジャヤラットさんのお宅の玄関前のアリ塚。
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