第2回 スリランカパネルシアター公演旅行 -3日目- Part1

2012年8月5日
 北スリランカの教育省関係者、幼・小の教師対象に公演
  (アヌラーダプラ・ワリスシンハ・ハリスチャンドラ・マハ・ウィッダーラヤという小中高一貫校にて)
公演の通訳をしてくれることになったガイドのプレーマさんと打ち合わせ。
8:00 ホテルを出発。
8:45 学校に到着。
ソーマさんはじめ、夏休み中の子どもたちが、すでに歓迎行事のため集まってくれていた。
きれいな花束をプレゼントしてもらった。
公演を見に来てくれた先生方は、すでに着席していた。
急いで準備開始。使い慣れている舞台を持ってきていたので、準備は早かった。
準備が終わると、すぐに子どもたちの歓迎のダンス。かわいい。
残念なことにダンスが終わると子どもたちは保護者といっしょにすぐに帰って行った。
公演を観てほしかったなあ。
ソーマさんの話。
日本とスリランカの教育やパネルシアターについての話らしい。
10:00 公演開始。
「子どもに戻って楽しんでほしい」というなべさんの言葉通り、参加してくださった先生方は、子どものような笑顔でパネルシアターを観てくれた。
みんなすぐに立ち上がって、手遊びに参加してくれた。
ノリのいい参加者に、私たちもいつもの調子で公演を進めることができた。
「シンハラ語を忘れたらどうしよう」と緊張していたりえちゃんも堂々と演じていた。
古宇田先生作の『とんでったバナナ』は、船長がバナナを食べるところで大ウケ。
熱心に写真を撮ったり、メモを取ったりする参加者。
公演の途中、ソーマさんが作品の内容やパネルシアターについて説明してくれた。
あれ?! ソーマさんの隣の人は?そう、日本人。
青年海外協力隊として9か月前に赴任したなっちゃん。
またまた楽しい出会いがあった。
楽しそうに笑うソーマさん。
何よりうれしいね。
『はなからこんにちは』のりえちゃんと初海外公演の伴奏のアッコちゃん。
シンハラ語での公演なので、アッコちゃんはタイミングを合わせるのが大変だったと言っていた。
『はなからこんにちは』は、みんなすぐに覚えて歌ってくれた。
どこの国の人にも、『はなこん』は歌いやすいようである。
『バスにのって』のやまちゃんとなべさん。
プレーマさんの通訳もこの頃になると、要領を得てスムーズになってきた。
盛り上がる参加者。
やりとりが楽しかった。「バスにのって動物が見に行きたいなあ。」と言ったら、「日本に行こう」という答えが。
「日本は、スリランカのように動物がいない」と言ったら大笑い。
『GO!GO!』の掛け声は、日本とは微妙に違う。
何となく切れがいい感じ。
『ぞうさん』をシンハラ語で歌った後、みんなに日本語で歌ってもらった。
みんな一生懸命歌ってくれた。
『な〜にができた!?』を演じるやまちゃん。
ハッスルしてます。
このような遊びに慣れていないせいか、形を作るのは意外に難しいようだが、それでも楽しみながら作ってくれた。
心から楽しんでくれていると思われる笑顔がうれしかった。
『野菜・くだものだ〜い好き』は、日本語で。通訳のプレーマさんのおかげで大変盛り上がった。
『ブタ君街道を行く』は、ボルボル〜(うそうそ〜)がウケていた。
英語教育にも活用できる『BINGO』を英語で行った。
歌に合わせて手を叩くゲームを楽しんでくれていた。
公演の後、北スリランカの幼児教育の責任者:アヌラーダ先生にミニパネルやミニカラーパネルシアターなどのお土産を渡した。
数が全然足りなかったが、パネルシアターの普及を願う私たちの気持であった。
たくさんの先生が感想を聞かせてくれた。
「体に染み入る」「作りたい」「『はなこん』を持って帰りたい」「Pペーパーがほしい」「いろいろ活用できる」「考えを引き出すのに有効」「また来てください」「ワークショップをしてほしい」「ここに来れなかった人はかわいそう」「楽しみながら指導する姿勢を学んだ」「子どもたちに見せたい」「あっという間だった」・・・。
どれもうれしい感想ばかり。
なっちゃんと。
なっちゃんは、元幼稚園の先生。
パネルシアターをしたことがあるらしい。
ソーマさんとなっちゃんは、二人でワークショップを開きたいと盛り上がっていた。
実現すると嬉しいね。
12:30頃、会場を後にし、ダンブッラへ移動。
 ソーマさんは、公演の後、「パネルシアターは、五感を使って楽しむことができる」とおっしゃっていた。確かに!いつも深い話を聞かせていただく。
 まずは、第1回目の公演終了。プレーマさんのサポートもあり、大成功だったといっていいだろう。もちろんスムーズに進められなかったり、シンハラ語が通じていなかったり間違えたりしたところはあったが、それも笑いに変え、楽しむことができた。うれしい感想をたくさんいただき、大満足のDANパネ団であった。

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