国際親善ネパール旅行 -6日目- Part2

2009年3月29日
Part2 【最高の体験】早朝の散歩2:ゴーチャンさんご一家との出会い

6:30 タサンビレッジへの帰り道、ゴーチャンさんご一家と交流をする。
8:30 朝食
ロッジへの帰り道、上のほうから「ナマステ」と声がかかる。
若いご夫婦と女の子が、話しかけてくる。ご主人は、英語が上手。日本から来たことなどちょっとした世間話をして別れかけるが、いつもの旺盛な好奇心がフツフツと・・・。
家の中が見たい!「そっちへ行きたい」と伝えると、「Welcome」と帰ってきた。やったー!
みんななぜ2階から声をかけてくるのかと思ったら、1階は家畜を飼ったり納屋として使ったりしていることが解った。
階段は、丸太を半分にして足場をくり抜いたもの。
この村の至る所で見かけた。
2階が住居。
高い所が大好きな私たちは、更に3階へ。
3階は、物置などがあった。3階からの眺めはすばらしい。
ご主人のゴーチャンさんは、私(なべさん)を見て「ネパリ?」と言った。「ネパリ」とは、ネパール人のこと。どうやらネパール人のガイドと日本人の観光客だと思っていたらしい。それほど、私がこの部族に似ているということだ。
特にこの村に来て、いろいろ複雑な思いをしていただけに、こんな素敵な人々に間違われるなんて光栄だ。
奥さんが、お茶(ミルクティー)を出してくれた。
温かくて、うまかった。
女の子が私のひざから降りようとせず、お母さんは困っていた。
ゴーチャンさんご一家。
ゴーチャンさんは、英語がうまい。隣の村の中学で習ったらしい。
奥さんは、山の向こうから嫁いできた。
素敵なご夫婦だ。
奥さんは、女の子の写真を撮って欲しいと思っていた。
(住所交換をして、後日郵送した。「たぶん直接は届かないので、ホテルに送れば届けてあげる」と、ヒロコさんが言ってくれた。)
生まれたばかりの牛を見せてくれた。
 今回のネパール旅行で、最高にいい時間であった。
 ネパールに着いてからこれまでの数日、歩いているときも写真をいっしょに撮ったときも、(断っているのに)荷物を勝手に持ってくれたり、案内をしてくれたりしたときも、必ず何かの要求があった。とても淋しい気持ちになっていた。
 しかしナガリコット村の人たちは、誰もお金やキャンディーをねだらなかった。ホッとした。この村にいれば自給自足で十分生きていけるのだろう。

 物や情報が豊富で便利に暮らしている私たちが幸せなのか、全く正反対の暮らしをしている彼らが幸せなのか・・・。
 余計な物を持ち込む私たちって・・・、自分の存在さへもが、ここでは不要で邪魔なように感じた。
 それほど、村も村人も純粋であった。

 「また会いたいね」と言うと、ゴーチャンさんは「私はどこへも行かない。ずっとここにいる。たまには、町へ出かけることはあるけどね。」と言った。
 なんだか、『田舎に泊まろう:ネパール編』って気分になった。
小学校の校庭には桜が咲き、こいのぼりも泳いでいた。
朝食。
結構歩いたので、いい感じでおなかがすいていた。
焼き焦がし。
懐かしかった。
玉子焼き・ジャガイモ・パンケーキ。
自家製の蜂蜜。
お布団組みの2人。
ゴーチャンさんとの交流の話を聞き、散歩に行かなかったことを後悔していた。
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