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・神河謀反・カード考
いつの間にか、神河物語ブロックも、2番目のエキスパンションが出ました。今回のエキスパンションは、オデッセイのブロックと感じが似ていますね。2番目のエキスパンションが敵側、3番目のエキスパンションが味方側という設定みたいですね。
さて、今回の神河謀反、個人敵にはウルザブロックの全滅呪文の再録が一番の話題ですね。今の環境では、黒の撲滅、緑のこっぱみじんの2つが大きいですね。
現環境では、親和デッキが強いのですが、3月にアーティファクトランドが禁止になったので、親和デッキの威力はかなり小さくなると思いますが、それでもアーティファクトは脅威ですから、木っ端みじんは大きいですね。
さて、神河ブロックは「伝説の〜」がメインなんですが、カードリストをみたところ、伝説のカードで、「これはすごい」というのが意外に少ないですね。
それでは、神河謀反の個人的注目カードをあげていきます。
最後の裁き(さいごのさばき) (4)(白)(白)
ソーサリー レア
すべてのクリーチャーをゲームから取り除く。
※神の怒りが6マナになった代わりに、ゲームから取り除くというリセットカード。6マナは重いが、墓地に落ちたときの効果を封じることができるため、確実なリセットボタンとして重宝する。
塵を飲み込むもの、放粉痢(ちりをのみこむものほこり) (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) レア
土地は、それらのコントローラーのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールする土地を1つアンタップする。
2/2
※「冬の宝珠」付きのクリーチャー、マナ拘束のできる貴重なカードだが、なぜ白なのかが不明。
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅(おおいなるはりつむぎきら) (1)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) レア
飛行
あなたがコントロールするクリーチャーは、以下の能力を持つ。「このクリーチャーが各ターンで最初に呪文や能力の対象になるたび、その呪文や能力を打ち消す」
2/2
※「最初の呪文を打ち消す」という能力は他にもいて、これは事実上アンタッチャブルに近いのだが、このクリーチャーはそれに加えて3マナ2/2飛行と、コストパフォーマンスも高い。結構重宝するクリーチャーになりそう。
撲滅(ぼくめつ) (2)(黒)(黒)
ソーサリー アンコモン
黒ではないクリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除く。そのコントローラーの墓地、手札、ライブラリーから、そのクリーチャーと同じ名前のカードをすべて探し、それらをゲームから取り除く。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
※ウルザズ・ディスティニーの全滅呪文が再録された。特に、撲滅は、「動く土地」とのコンボで基本地形を全部抜いてしまうということができる。デッキによっては恐ろしい効果をあげるだろう。
墓場の騒乱(はかばのそうらん) (X)(黒)
ソーサリー コモン
あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストがX以下であるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを場に戻す。
※これは、「ゾンビ化」の変則バージョンだが、「死者再生」で手札に戻してXマナでプレイするのと、色を除けば同じコストになる。そう考えると、多色デッキで色拘束の強いカードや色が違うカードを出すのに使うことになりそう。
凍らし(しばらし) (赤)
クリーチャー ― スピリット(Spirit) コモン
凍らしを生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。凍らしはそれに1点のダメージを与える。
1/1
※テンペストの「モグの狂信者」が弱体化して帰ってきた。モグの狂信者はスタックルールになってからかなり凶悪な強さになったので、このクリーチャーもかなり強いはず。スピリットなのも面白い。
猛火煽り(もうかあおり) (3)(赤)
インスタント ― 秘儀(Arcane) アンコモン
パーマネント1つを対象とする。このターン、それがダメージを与えるたび、代わりにそれはその2倍のダメージを与える。
連繋(秘儀)(2)(赤)(赤)
※ダメージが2倍になるが、4マナとカード1枚を必要とするので、最低でも3点以上のダメージを与えないと採算がとれない。コンボや大型クリーチャー、2段攻撃のクリーチャーなどに使うといいだろう。
香杉の源獣(かおりすぎのげんじゅう) (緑)
エンチャント(森) アンコモン
(2):エンチャントされている森(Forest)は、ターン終了時まで、依然として土地でもある、緑の4/4のスピリット(Spirit)・クリーチャーになる。
エンチャントされている森が墓地に置かれたとき、あなたの墓地にある香杉の源獣をあなたの手札に戻してもよい。
※基本地形にエンチャントして、強力なクリーチャーにしてしまうというカード。各色に1枚ずつあるが、どれもかなり強力なクリーチャーになる。しかも、エンチャントした土地が壊されても手札に戻るので、何度でも使える。文句なしに強力カードと言っていいだろう。
大蛇の守護神(おろちのしゅごしん) (6)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) レア
献身(蛇)(あなたは、このカードをあなたがインスタントをプレイできるときならいつでも、蛇(Snake)を1体生け贄に捧げるとともに、このカードと生け贄に捧げられた蛇の間のマナ・コストの差分を支払うことでプレイしてもよい。マナ・コストは色も含む)
(T):すべての森(Forest)とすべての緑のクリーチャーをアンタップする。この能力は、各ターンに1回しかプレイできない。
7/7
※これは、1ターンに1回とは言え、事実上自分のパーマネントのほとんどをアンタップできるという優れもの、おまけに、自分自身もアンタップしてしまう。8マナと重いが、献身付きなので、うまくいけば4ターン目に出すこともできる。
夢の宝珠(ゆめのほうじゅ) (3)
アーティファクト レア
パーマネントはタップ状態で場に出る。
※クリーチャーやマナ加速を1ターン遅らせる効果と言えばそれまでだが、こっちがタップ状態で出るカードを多用すれば事実上有利にデュエルを進めることができる。マナ拘束に併用するのもいい。
華麗なる簪(かれいなるかんざし) (5)
アーティファクト レア
(2),(T):対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーのカードを上から1枚、ゲームから取り除く。このターン、あなたはそれをプレイしてもよい。
※相手の呪文を奪い取るというカードではあるが、それでなくても、石臼と同じような使い方もできる。相手のライブラリを見れなければ、呪文の奪い取りは運任せだが、どちらかというと石臼の発展板と思った方がいいだろう。
氷の橋、天戸(こおりのはしてんど)
土地 レア
氷の橋、天戸は、その上に蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で場に出る。
(T),氷の橋、天戸から蓄積カウンターを1個取り除く:あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
※ペナルティーが全くなしで、1回だけ好きな色のマナが出せるという優れもののカード。伝説の土地ではないので、デッキに4枚投入できる。1回だけというのが辛そうだが、いつでも使えるのと、他の方法で蓄積カウンターを載せれば、何回も好きな色のマナが出せるので、かなり重宝するはず。
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