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結婚なんて、二人いれば出来る。
それは真実ですが、現実的ではありません。
そんな事は知ってましたけど。
知ってましたけど。

っと、今回は問題もなにも、アンタ(笑)って
感じかなので、箇条書きで、だらだらと行き
たいと思います。


STEP 1
結婚しようか、なんて二人で意志が固まれば、
まずは親に会わなければ、です。
お互いの話の中から、面倒そうなのは私の
両親だとアタリをつけて、面通し。
何回も両親に相方を会わせて、人間性を
知ってもらおう、と言う作戦なのです。
っつーか相方のウリは、人間性しか(笑)。

結果から言えば、この方法はアタリ、でした。
「悪い人間ではない」のを認識させるのが
一番でしたから。
最初はメシものどを通らなかった相方でしたが、
何回も両親に会ううちにうち解けたし。
理解させる期間はほぼ半年、通う頻度として
は一ヶ月に一度です。


同時に、一度だけ、相方の家族にもお会い
しました。
しかし向こうの方は「人慣れ」してないので
すね。失礼な言いぐさですが。
会話はないし、歓迎されて……いるの?って
感じです。
結局、今までに何回かお会いしましたが、
会話は片手で足りる程度(笑)。
ま、のんびりとやっていきます。
反対されてるわけじゃないしね(笑)。


STEP 2
実はここからがタイヘンでして(笑)。
パパとママには、私から内々に何度も言って
あったのですが。ええ、「結婚するで〜」と。
しかし、「いつの時期の予定で、正式に、
『相方から』ウチの両親に言う」、と言うことは。
ぜっんぜん、別問題だったのです。

気が付けば両親に会ってからもう半年。
一応、相方には、「結婚させて下さい」を言わ
ないと、と言う気があったらしいのですが、
……これって、実に言いにくいのです(笑)。
決心して、実際に切り出すまでに一ヶ月以上
もの時間が、かかりました。

父親がするりぬるりと逃げる。とにかく相方の
真面目な表情を避ける(笑)。
私は最初、のんびりとかまえていたのですが
父のあまりの逃げっぷりに焦りまして。

ようやく、切り出しました。


食事の後、兄妹を下がらせて場を作り。
相方は実に見事、オトコらしく一気に
「恭子さんと結婚させていただきたいので
すが」
と切り出します。
父はその瞬間、言葉にならず。
知ってる方も多いでしょうが、私の家系は
根本的に愛情過多。
母も言葉にならず。

しかも父は何やらこみ上げてきたらしく一気に
泣き始めます。それにつられて母も泣く。
相方も、もらい泣き。

何処の愁嘆場だ、と私は冷静に思ってました。
っつーかせめて私だけでも平然としていた
かったのです。
「もうちょっと手元に置きたかった」とか、
「わかっていたけど急だ」とか。
挙げ句の果てが
「嬉しいのか寂しいのかわからないけど混乱
している」
って、泣くんですもの。


うっかり気を抜くと私まで泣いてしまいそうな
情緒イッパイの空間。
結局、父は、挨拶だけ終えるとフラフラした
足取りで風呂場に消えてしまいました。


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