オリコン1位に輝く「樋口了一さん」とパネルシアターデュエット

2009年6月6日


 先月、オリコンデイリーランキングで1位を獲得した『手紙』を歌うシンガーソングライターの「樋口了一さん」のポストマンライブが私の職場で行われた。

 このライブを企画担当した同僚から、樋口さんに歌ってもらおうと思っている『ほのうた』をパネルシアターにしてほしいと依頼された。

 はずかしながら樋口さんがオリコン1位を獲得した今話題の歌手だなんて知らなかったので、軽く引き受けてしまった。その上、「パネルシアターを演じるときは、できれば自分も歌いたいなあ」とめちゃくちゃな希望を伝えてもらった。

 初めのうちは、そんなめちゃくちゃな希望に軽く応えていただき喜んでいたが、オリコン1位のすごい人だということを知り、無謀な自分を恥ずかしく思いつつ、樋口さんやテイチクレコードの方々の懐の広さに感謝した。

 2週間弱で作品を完成させ、これまでにないくらい歌の練習をした。作品は、DVDのアニメーションのイメージを大切にして作った。短い期間で作ったわりには、テクニック満載の見ごたえのある作品に仕上がったと感じたし、数人の友人にも見てもらい、いい反応だったので、安心した。

 いよいよ今日、樋口さんが会場入りして、挨拶もそこそこに1度だけの音あわせ。『ほのうた』の2番と3,4番のハモる部分を担当することになった。緊張したが、どうにか最後まで歌うことができた。そしてすぐ本番。
 コンサートのスタートが『ほのうた』で、緊張しつつも絵人形を持つことで落ち着いて演じたり歌ったりすることができた。3番のハモリの部分を少し間違えたけど・・・ごめんなサイ。

 しかし、パネルシアターのすばらしさ・面白さを樋口さん始めスタッフの方々、観客にも分かってもらえたことを実感した。大満足の4分間であった。

 気さくな樋口さんは、会場の備え付けのマイクを使い、私たちの要望にも快く応えてくれ、コンサート後もいっしょに写真を撮ったり食事をしたりしてくれた。すごい人である。

 歌からにじみ出るままの心優しい人であった。

 こんなすごすぎる機会を与えてくれた同僚に感謝しつつ、いまだに興奮冷め止まぬなべさんである。

※写真は、樋口さんご本人の承諾を得て掲載しています。