第6回 別府大学パネルシアターサークル「パネっこ」発表会

2006年12月9日
別府大学3号館ホールにて


 遅ればせながら、昨年の発表会の報告をさせていただきます。・・・というのも、昨年末は私的なことで大変忙しく、PCと向き合う時間もあまりありませんでした。
 気にはなっていたものの、正月明けの第1回目のパネっこの練習のとき、学生から「まだHPにのらないんですか?必ずアップしてください。」と強く強く要望され、慌ててアップしている次第であります。遅くなって、ごめんな・サイです。

 年々、サークルに入ってくる学生が増え、今年も34組が発表することになりました。それだけの作品をぼくが一人で指導するわけですから、11月に入ってからの練習は結構つらいものがあります。

 一組の練習に約20分ほどかかってしまうこともあり、順番待ちしている学生がたくさんいるにもかかわらず、なかなか進んでいきません。いくら大好きなパネルシアターでも、2時間以上見ながら指導するのは、体力的にも精神的にも結構つらい。

 でも、そんな泣き言を言っている暇はありません。学生達も一生けんめい練習して見せに来るのですからがんばらないと・・・。 

 第1・2部は、講義になっており、500人収容のホールが学生でほぼいっぱいに。3部は、近くの児童クラブの子ども達やどこからか聞きつけて参加してくださった方が結構集まり、たくさんの人の前で演じる楽しさを味わうことができたと思います。

 普通に生活していたら、こんなに大勢の人が注目してくれることなんかないのですから、大変貴重な体験ですよね。





  

 今年は、韓国でパネルシアターの研究所を設立し、パネルシアターの普及と研究に取り組んでいる方々がわざわざこの発表会のために来日。オリジナルの『赤い扇子・青い扇子』という昔話をパネルシアターで見せてくれました。なんてインターナショナルな・・・。日本語を交えて、韓国らしい美しい作品にみんな釘付けでした。

 毎回のことですが、本番は大丈夫だろうか・・・と、最後の練習日に感じる不安は、今年も同様。ところがやっぱり学生は本番に強い。勿論緊張は伝わってくるけど、うまくまとめることができるのです。きっと、影ながらかなり練習してきているんだなあ・・・と、感心・感動します。だから「パネっこ」の学生たちはみんな素敵なんです。

 すでに何度か公演に参加していて堂々と演じる学生。練習中は、自信なさげにさっさとまとめていたのに、本番に観客の反応がいいと思わず饒舌になってしまう人。手は震えつつも、しっかり演じている人。何か言うだけで笑いを取る人。徳のある人。絵人形の作成が上手な人(ぜひDANパネ団に欲しい)。

 あらためて思ったけど、やっぱりパネルシアターは人柄を映し出すなあ。一生けんめいでひた向きで純粋で飾り気のない演技が、心を打ちます。これからも初心を忘れずに、演じて欲しいなあ。

 今年は、リーダー二人の連携と機動力が最高で、準備や打ち合わせがこれまで以上にしっかりできていました。自分たちも発表があるのに、他のメンバーのお世話やぼくや先生方の用事をしながら、本当によくがんばったと思います。あなたたちはすごい。

 今回の発表会を終えて、ぼく自身が知らなかった作品にも出会えたし、学生たちのユニークな演じ方を見ることができました。また韓国からのお客さんとの交流もできたし、またまた大変勉強になりました。「パネっこ」の皆さん、遅ればせながら大変お疲れ様でした。この貴重な体験は、きっと自信につながっていくことでしょう。

全ての写真を掲載できなくてごめんなサイです。

  第1部
9:00〜10:30
第2部
10:50〜12:00
第3部
13:00〜15:00
1 とんでったバナナ とんぼのめがね ごめんな・サイです
2 アップルパイひとつ とんでったバナナ めだかの兄弟
3 あわぶくかくれんぼ ふしぎなたまご おおかみと七ひきのこやぎ
4 山の音楽家 びっくりおいも ちいさな庭
5 どうぞのいす(オリジナル) カレーライスの歌 にんげんっていいな
6 すてきな帽子屋さん 森のクリスマス 手のひらを太陽に
7 きゃべつとあおむし おはようクレヨン ふしぎなたまご
8 てんとうむしのサンバ BINGO あめふりくまのこ
9 カキの木マン(DANパネ団) 赤い扇子・青い扇子
(韓国から特別出演)
赤い扇子・青い扇子
(韓国)
10   どこでねるの おばけなんてないさ
11   サンタが町にやってきた めだかの兄弟
12     なかよくすれば
13     むくむくちゃんのへんしん
14     こぶたぬきつねこ
15     だれのせんたくもの
16     ドロップスのうた
17     ふしぎなはこ
18     とんぼのめがね
    DANパネ団のミニライブ