第11回 韓国公演 -4日目-

2010年8月18日

 この日は、韓国民族村見学後に帰国。
 センターの李さんが車の運転とガイド、キム先生の妹さんが通訳として、いっしょに来てくれる。妹さんは、東京で会って以来なので、もう5,6年ぶりだろうか。大変気さくで楽しい人だ。

 9:30過ぎにホテルをチェックアウトし、30分ほどで民族村に到着。
 民族村は、まさしくタイムスリップをしたような場所で、何となく懐かしさを覚える。時代や地域で建物や生活の様子が異なることがよく分かった。思わずたくさん写真を撮った。
 昼食は、チジミや水冷麺をいただく。どれもおいしかった。
 イさんは、気配りの人で、車の駐車位置に気を配ったり、冷たい物や食事の調達、おすすめのおみやげなど、どんどん先回りしてお世話をしてくれた。そのさりげなさがまたすてきだった。空港行きのリムジンバスに乗るまで、細部にわたる気配りをしながらお世話をしてくれたし、観光の合間には「パネルシアターの公演が楽しかった」と言って気分を良くさせてくれた。まだ若いのにすごい人だね。

 古宇田先生は、昔の遊びなど何でも臆することなくチャレンジしている。子どものような真剣な表情で、も楽しむことができるところが、溢れ出るアイデアの根源かもしれないと思った。
 そして、機織機を見ながら、「『夕鶴』を作ってみたくなるね」とおっしゃった。ぼくと違って、いつもパネルシアターのことを考えているんだと思う。

 民族村は、かなりの見ごたえがあった。韓国の時代劇に出てくる大道芸や結婚式の様子なども見ることができ、もう一度来ようと思った。

 その後、一旦水原市のキャッスルホテルに戻り、お茶をしていると、大変お忙しいキム先生がわざわざ見送りに来て下さった。キム先生との挨拶もそこそこに、リムジンバスに乗り込み、仁川空港へ。その後、無事福岡空港に到着し、博多駅で古宇田先生と別れる。
  あっという間の4日間だった。公演は楽しかったし、またまた古宇田先生の楽しいお話をたくさん聴くことができた。そして、とにかく至れり尽くせりのおもてなしでお腹がいっぱいになった。なんと贅沢な旅だろうか。
 古宇田先生は、何度も「渡辺さんとの公演は安心だよ。」とおっしゃってくださった。本当にありがたいお言葉である。
 そして、「あれだけの規模の会場だと伴奏があるともっとよかった。」と少し悔しそうにおっしゃっていた。確かに生伴奏があると、タイミングよくアドリブを入れられるし、見栄えがする。来年は、もっと楽しい会にしたいという古宇田先生の尽きることのないチャレンジ精神の表れである。
 ぼく自身は、韓国語をしっかり勉強しなければ・・・と反省。いつものことかな?これからも招待されるということになれば、このままではまずい。本気で、できるだけ、とりあえず(だんだん消極的になっているが)頑張ります。

 かなりあらましな報告で、最後まで読んでくださった方々、ごめんな・サイです。そして、ノム〜、カムサハムニダ。
民族村入り口にて。
古宇田先生の背中に注目。
民族衣装をつけた人々に出会う。
映画の撮影か?
面白い石の門?
臼を引くための牛。
絵になる風景。
古宇田先生と李さん。
伝統芸能「サムルノリ」
サムルノリに見入る古宇田先生。
穴に竹棒を投げ入れる遊びに興ずる古宇田先生。
コントロールのよさに思わず拍手。
伝統芸能の綱渡りは、語りのリズムが面白かった。
昔の結婚式の様子。
花嫁さんの家で結婚式を挙げ、次の日花婿さんの家に連れて行くらしい。
李さんとぼく。
ジャガイモのチジミと水冷麺が優しい味わいでおいしかった。
いずれ韓国の童話を作品にしたいと思い写真を撮りまくった。
済州島にあるトルハルバン。
愛嬌のある風貌。
これもトルハルバンか?
癒される景色。
気配りの李さん。
気さくなキム先生の妹さん。
皆さん、大変お世話になりました。テダニ、カムサハムニダ。
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