エコクリーン(Eco Clean)日誌


2000/1/20
トヨタルシーダ平成5年式、走行118,000km


1999/10/25
スズキアルトエポE−CR22S平成5年4月登録、走行78000KM、AT車
当社のチラシをご覧になってエコクリーン整備とはどのようなものかと来社。ディーゼル車と違いガソリン車の場合、黒煙など見た目で有害ガスを排出しているのがわからないためCO・HCテスターにより有害ガスを測定。CO(一酸化炭素)は1.5%(車検の合格基準は、4.5%)、HC(炭化水素)は240ppm(車検の合格基準は、1200ppm)で車検には十分合格する数値でしたが、お客様は『走行距離も78000KMほど走って新車のときと比べると加速感も若干鈍ったような気がする』とのことでしたので整備を実施することにしました。この車は、電子制御エンジン(エンジンに供給するガソリンの量をコンピューターにより決定するものです。)ではなく、ノーマルキャブ車であったため配管は非常に簡単でした。洗浄液の入っていくイン側、使い切れなかった洗浄液の戻ってくるアウト側ともにミッション上部の燃料ホースをつなぎ変え約25分間アイドリングにより洗浄し(アイドリングでなければ排気ガス中の有害物質を削減させる触媒が過剰反応し高温のため触媒本体やセンサーを破損したり火災を起こすためです。)燃料ホースを元に戻し、作業終了。作業直後は、洗浄液がエンジン内部のカーボンにまだ付着しているためCO・HCともに作業前よりも上がっています。(CO2.8%・CH380ppm)約30分ほど市街地走行し測定するとCO0.5%・HC80ppm減少し、アクセルを目いっぱい踏み込んだ急加速でも十分な加速感が得られました。お客様も大変満足されましたが『加速が良くなったからといって急加速を繰り返すと、かえって燃費が悪くなりますよ』とアドバイスすると笑っておられました。


1999/10/22
トヨタエミーナY−CXR10G平成6年4月登録、入庫時点でエンジンの空ぶかしをすると真っ黒な排気を吹き出し工場の床にもすすが残るほどひどい状態でした。この時点での黒煙濃度は、最大43パーセント(この型式の車検の合格基準は、50パーセントです。)お客様も加速するときの黒煙がだいぶ気になっておられたようです。4柱リフトにあげ、どこに配管をつなげばスムーズに作業できるか点検しているとターボ本体からのエンジンオイル滲みを発見。お客様に連絡すると、新品では予算がかかりすぎるのでリビルド品を手配してほしいとのこと。ターボについては、入荷を待って後日再入庫となりました。配管は、エンジンに溶剤の入っていくイン側とアイドリング中に使用しきれなかった溶剤の戻ってくるアウト側の2ヵ所につなぎますが、今回はATミッション左側後部の燃料タンクのすぐそばから燃料パイプを取り外してつなぐこととしました。配管が終わりアイドリング状態にして溶剤・燃料の漏れを点検し以上がないのを確認し、約30分後に洗浄を終了。燃料パイプを元の状態へ戻し燃料の漏れがないのを確かめ黒煙の濃度測定を行いました。洗浄直後の黒煙濃度は、15パーセント。その後、20分ほど市街地走行して再測定すると11パーセントまで下がっていました。この状態ならばエンジンを空ぶかしさせてもほとんど黒煙は見えません。納車をしお客様に運転していただくと『エンジンの吹けあがりも良くなり加速感も体感できるようになった。何より加速するときに出ていた黒煙がほとんど見えなかった』と、大変喜んでいたいただけました。


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