九州三大稲荷(大分県日田市萩尾公園内)
萩尾稲荷神社 大分県日田市大字二串字萩尾
- 由 来
萩尾稲荷神社は元禄四年、二串越中守が、京都伏見稲荷神社の分神を奉紀したのが始まりと伝えられている。平成2年3月4日 300年祭が、盛大にとり行なわれました。
- 御祭神
宇迦之御魂大神。(うがのみたまのだいじん)猿田彦大神。(さるたひこだいじん)大宮能売大神。(おおみやのうめのだいじん)田中大神(たなかのだいじん)四之大神(しのだいじん)の五柱これを「正一位五社大明神」と総称されております。
佐賀の佑徳稲荷、竹田市の扇森稲荷と共に、九州の三大稲荷と称されております。
- 御神徳
古来から、「精神(こころ)」「生命(いのち)」「生活(くらし)」「生産(つくり)」の守護守として、○家内安全、○五穀豊穣、○商売繁昌、等、御神徳に浴させて頂いております。
- 祭 典 旧暦2月初午大祭
初午大祭当日、お神輿が旅所(お仮家)までお降りになり正式に言うと神様が「氏子中を見て廻る」と、言う事ですが略して旅所まで出張するそうです。
明治以前、筑後川両岸の道路のない頃は、添田を軽て小倉へ、或いは太宰府を軽て博多へ行くには、萩尾峠を越えてのこの道だけで石畳道路の面影が見受けられますが、歴代代官、西国郡代も、この峠では駕籠を降りて稲荷神社へ参拝したと伝えられています。
- 参拝者は、日田市はもとより、大山町、玖珠町、山国町、或いは宝珠山、杷木町、甘木市、浮羽町、久留米市方面、などからの大勢の信者が参拝に訪れています。
隣接して桜の名所萩尾公園、夏のキャンプ場、溜め池(平成9年5月100年祭)での魚釣、スポーツ広場、サッカー場、ソフトボール場が完備され、時には九州大会も実施されています生涯学習交流センター、大分県日田はぎの園では、平成1年全国の萩苗を植えて、萩の名所にしようと、日田市も力を入れて立派に育ち萩の花の満開時には、はぎの園では萩の花観賞会が盛大に行なわれ、私達の心をなごませてくれます。又、小中高学校生徒の遠足とを年間を通じて、憩いの場として市民に親しまれています。
- 初午(はつうま)は、2月の最初の午の日。稲荷社の縁日で、雑節の一つとすることがある。
全国で稲荷社の本社である京都の伏見稲荷神社の神が降りた日がこの日であったとされ、全国で稲荷社を祀る。この日を蚕や牛・馬の祭日とする風習もある。江戸時代には、この日に子供が寺子屋へ入門した。
本来は旧暦二月の最初の午の日であるが、現在では新暦2月の最初の午の日とされている。そのため、元々は春先の行事だったのが、冬の一番寒い時期の行事となってしまった。
2月の2回目の午の日を二の午(にのうま)、3回目を三の午(さんのうま)と言い、これらの日にも祭礼を行う地方や、二の午もしくは三の午にのみ祭礼を行う地方もある。
社からのおくだり |
仮屋からのおのぼり |
御輿担ぎの面々 |
萩尾公園
日田市では桜の名所として知られている、自由広場ではサッカーコートが3面、少年サッカーや大学のアーチェリーの大会が模様される、他にソフトボール場や遊園広場・キャンプ場・ホール等施設が完備されている。