第4章 「最強はだれだ!?の巻」

ウルトラ戦士編〜

つまらん!!

 古来より常に最強の存在が求め続けられてきたことは、皆の意見の一致することだと思う。ここではあのウルトラ戦士についてSAYが独断と偏見のみで皆の意見の一致しないところで考察しよう。
 では、
最強はだれか!といえばそれは、

帰ってきたウルトラマン」だ!!

もちろん反論は認めないのだが、それではあまりにも君達がやるせないだろうから、とりあえず順を追って説明していこう。

先ず最初にその強さのワケだが、別に「根性で困難を克服する」とか「その闘志は誰にも負けない」とか「当時の郷秀樹って見るからにモデルだなあ」とかいうことではない。理由を述べるのできちんと読むように。

それでは新マンの強さ個別解析を行うぞ。

攻撃力 ウルトラブレスレットをまともに使えば無敵。

対ブラックキング戦において弾かれたのは使い方が悪かったのだ(ブレスレットブーメランではなく、スパークを使うべき)。何より光学処理されてないのが痛かった。まあ、スパークを使わずとも星を喰う宇宙サイズの敵(バキューモン)さえ屠ることが出来るのだ。メジャーどころで宇宙規模のものを屠ったのははヤマトの波動砲以外ではあまりないだろう。

防御力 ブレスレット反射能力ウルトラディフェンダーでOKだ。

ブレスレット反射能力やウルトラディフェンダーで相手の攻撃を弾き返すことが可能。しかもこれはブレスレット任せで本人にリスクはない。
本人のみでも
津波を止め押し返すくらい楽勝だ。つまるところタロウが去って(?)新たに地球の守りについたのがセブンでなく、新マンなら「セブンが死ぬ時東京は沈没する!」てなことにならなかったかもしれないということだ。ウルトラVバリヤーはゼットン火球も受付けない。この段階で初代マンより確実に強いことが判明する。一応ただのウルトラバリヤーもあるぞ。あんまりパッとしないがウルトラブレスレットの攻撃を防げるのだ(おい!)。

次にこれが一番重要だが、

生命力 死なない。

これだ!地球やら何やらに光をもらってるだけのティガやらダイナやらガイアやらアグルは別にして(ある意味、こいつらの場合変身が不能になった段階で死んだも同然に等しい。)、そもそもウルトラ一族はいくら死んでもウルトラの母のいる、銀十字軍に頼んで光の国で生き返らせてもらえるじゃ〜ん。なんて言ってるキミは甘い。ブレスレット付けてると天野邪鬼も真っ青、バラバラにされても見事に復活する。
それ故、
エースキラーがゴルゴダ星で新マンのブレスレットを奪ったのは正しい選択だったということができるだろう。
だけどよく考えてみると、他の兄弟と違ってエネルギー取られたわけじゃないんで実際元気バリバリ?なんて思ったりなんかして。ただブレスレットを取られてガクってなったのはよくワカランのだが。

ここまで読んできて新マンって強さをウルトラブレスレットに頼ってないか?と思ったキミ。それはそれで有る意味正しい。でもそのウルトラブレスレットを装備してるのが新マンだけなんだから、これまたそれはそれで認めてあげるべきだ。同様の装備、キングブレスレットは武器というより、道具だし、ウルトラマントに至っては装備と認めるにも難がある。ウルトラコンバーターやウルトラマジックレイをゾフィに突っ返したエースはオロカ者だ。

おまけ 自力変身ができる。

実は結構、これがポイントだ。当初こそ郷秀樹はただのいけ好かないヤツだったんで、新マンと意見が合わず変身できない時もあったが、現在(?)では何時でも何処でも変身できるようになった。ほかのウルトラ戦士の方々は変身アイテムが必要だ。そういうものは近所の犬に持ってかれるかもしれないし、電車に置き忘れるかもしれない。はたまたトイレに流してしまうかもしれない。彼女からねだられたら渡さないわけにはいかないだろう。そういう心配がないのは強さ以外の何物でもない。まあこれはタイマンする場合には全くカンケーないが、策略を巡らすときにはイミがあるだろう。

これで皆にも新マンの強さがカンペキに理解できた思う。ウルトラ戦士総当りで戦えば必ず新マンが勝つのは間違いなしだ。

なんだかタツミムックさんの名著「帰ってきた帰ってきたウルトラマン」と似たような見解になったが実際、そうなんだから仕方ない。

何はともあれ死なないっていうのは強いね。