Aptiva 2255-3J5 をより使えるマシンに仕立てる!

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私(SAY)はあるとき IBM Aptiva 2255 のマザーを入手した。

実際のところ2255と判るだけで12Jなのか13Jなのかはたまた16Jのファミリーなのか定かではないが、2255のマザーなことは間違いはない。チップセットはサウスにVT8231を備えたKL133でプラットフォームはSocketA。DIMMSlotは2本。PCISlotも3本装備する。ビデオとサウンド以外にもUSBとLANもオンボードだ。名称をPRO290 REV:3.4 という。メーカー(USI)のサイトはこちら。ネスケでは上手く入れないこともあるのでIEを使ったほうが良いかもしれない。
最後期のAptivaのマザーで、Aptivaとしては最強になりうる素質をもったマザーだと思う。一応、本来は
これらのマシンの中身。コイツを一台のマシンとして復活させより使えるマシンにすることを目指してみた。

が!しかし壊れてました!!チップがひとつ異常発熱してコゲ臭いです。!やられた!
触ってみると触れません。火傷します。ビニールを近づけると溶けちゃいます(バカやってんな…)。
でも他のところが(傍目に)破損してないだけに納得いかねーです!

とはいうものの、こぼれたミルクを嘆いても無駄なのでネットオークションで2枚目をゲット!
稼動品ということでパソコンごと購入。マシンごとなのでこれは
2255-13J (3J5)とはっきり判るぞ(何だ一番安いヤツか)。とはいえケースは必要ないのでスリムケースの好きな貴女へ…というか人にやって中身だけ抜き出した。

 

そうしてDuron600MHz(コア欠け)で確認 → ドキドキ → 無事起動(ラッキー!)

ああ良かった。…とはいうものの電解コンデンサが破裂寸前。かなり酷使されてきたのか、単にパーツがヘボいのか。両方に一票!ま、それはどうでもいいので早速張り替えることにする。パソコンのマザーボードで使う電解コンデンサは耐圧が低い割に容量がデカイという、あんまり巷には無いものなので(あるところにはある)、ジャンクマザーから代用品を探し移植した(有難うDFIのKM133Aマザー、キミのことは少しだけ忘れない)。ホントは新品がいいんだけどね。
容量1500μFで耐圧6.3Vの105℃品にドンピシャ合うのが無かったので容量2200μFのものを使う。返って調子が良い(ような気がする)。

マザーが実働可能な状態になったので次にその周りのパーツを固めることとする。…って、実際基本的には余りパーツを使うので金をかけるのはCPUくらいだ。すなわち

AthlonXPを載せる!!
しかも
サラブレッドコア!!
尚且つ
Bステップ!!

バートンやソートンでもいいんだが最近のは倍率がロックされてるんで、可変のヤツ探すのは面倒くさい。

…簡単に動きました。   これだからSocketAは遊びがいがあるというモノ。同じソケット使っててもほとんど使いまわしが利かないSocket478とはエライ違いだ。しかしASUSとかBIOSTAR辺りのマザーでもパロまでしか動かないヤツが結構多いのに、Aptivaやるな!ってカンジだね。

それにしても、何と言うかXP2400+でも全然金かけてないな(笑)


まあ、それは何処かしら、因果地平の彼方にでも置いといて最終的には、次のような構成で組み上げてみた。

  基本構成 入手時 強化後 備考
CPU AMD Duron/850MHz AMD Duron/850MHz AMD AthlonXP2400+(2.0GHz) 玄人志向下駄使用。100MHz*20倍設定
M/B PRO290 REV:3.4 PRO290 REV:3.4 PRO290 REV:3.4 こいつを変えたらAptivaじゃなくなってしまう。
HDD 30GB/5400回転 UATA/100(詳しくは知らない) 無し ST-340810A 40GB/5400回転 UATA100 余ってたのがコレしか無かった。
FDD 3.5型2モード(1.44MB / 720KB) 3.5型2モード(1.44MB / 720KB) YE DATA 134F03-01Rev.A 3モード(1.44MB /1.2MB /720KB)
Panasonic JU-257A607PC Rev.F 2モード(1.44MB / 720KB)
ケースを流用した2153E21はZIP搭載モデルだったのだが、ZIPはまず使わないので取っ払ってFDD*2の構成とした。ちなみにパナのほうは珍しく新品を使用。
CDD等 CDROM/MAX48倍 CDROM/MAX48倍 DVM-T12(DVDROM/MAX12倍) 最近DVDドライブは要るよ。やっぱし。
RAM 64MB / MAX512MB 何故かSDRAM/32MB(PC100) NB SDRAM/384MB(PC100): 最近SDRAMも高くてこれだけ。256MB+128MBの構成。
G/B VIA Pro Savage(内蔵グラフィック) VIA Pro Savage(内蔵グラフィック) PowerColor RV25P-B3(RADEON9000/64MB) 一応こんなところで。
S/B AC97準拠(内蔵オーデイオ) AC97準拠(内蔵オーデイオ) AC97準拠(内蔵オーデイオ) 音はとりあえず鳴ればよい。
CASE Aptiva2255純正スリムケース Aptiva2255純正スリムケース Aptiva2153E21純正ミニタワーケース スリムケースは好みではないので別のAptivaのM-ATXケースに交換。
電源 ケース付属電源(MAX120W) ケース付属電源(MAX120W)) ECTEC Win200-PS(MAX200W) 2153E21付属のAcBel API-8531(MAX145W)では余りにも不安なので交換。奥行きの問題で普通のATXサイズ電源が使えないのが難。
その他 あくまで13Jとしての構成 結構ボロボロ    
OS MS-Windows ME 当然入っちゃいねえ MS-Windows98SE
MS-WindowsXP Professional
緊急時にデータを拾うのが楽なので常にデュアルブート

 

★ はじめはXP1700+の苺皿で動作させてみた。玄人下駄で普通に2.0GHzで動いたが電圧が1.5Vということで発熱、省電力な面ではOKだが、オーバークロックさせているのでVRM部の負担が大きいと思いXP2400+に換えた。

★ 関係ないが、このマザー、Power Now !をサポートしているようだ。USIのサイトのBIOSのところにそれらしき記述がある(ってなんだかM/Bのページが無くなってるような気もするが…)。まあ、メーカー組込用のマザーなのでサポートしていてもいいんだけど、モバイルAthlonに対応しているかは解らない。低電圧版はOKっぽいんだけどね。

★ ちなみにこのマザー、FSB133MHzの設定があるただこのチップセットはKL133。KL133はKM133から外部AGP機能を省いた廉価版。さらにKM133はKT133のグラフィック機能統合型チップセットであるから当然FSB133MHzはサポートしていない。とはいっても独自にFSB133MHzはサポートしてるかもしれないし、実際FSB133MHz*15倍の2.0GHzでもOSは普通動いたが(KT133はまずFSB133MHzでは動作しない)、今イチ確証が無いのでFSBは100MHzのままにした。KL133Aなら確実だったんだがなァ。

★ 関係ないけど5R265B1H3(SkiveStream)というCPUファンを使ってたが、五月蝿い。
3200+まで冷やせるのは良しとして、本当にMAX30dbか?
→ SPA04B4-JTP(FalcnRock-TP)に換えた!静か〜

◎ しかし未だ弄ってる最中。