私(SAY)の手元にIBM Aptiva 2176J3L がある。
これは友人が会社で廃棄になったAptivaを私にくれたモノだが所謂「ジャンク」だった。
で、BIOS立ち上がらなかったら、ただの処分費用のかかる粗大ゴミであったんだが電源入れてみるとIBMブルーのロゴが出てきたので復活させてみた。
ちなみに本来のスペックは下記のとおり。(詳しくはIBMマシンを引き継いだLenovoのサイトにて。)
本来のSPEC
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入手時初期状態
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*Mwave
この時期のAptivaに搭載されているモデム、サウンド機能を搭載した拡張ボード。IRQを喰いまくるなど不安定要素の元凶以外の何者でもないので先ずはこれを捨て去ることがAptiva強化野郎の必須条件とされている。
とりあえず普通に組み立てることにした。先ずどうもシリアルがひとつ死んでるようなんでBIOSから殺す(変な日本語だな)。昔のIBMの何か PC〜に付いていたような8倍程度のCDDと中古のFUJITSUのHDD、S3Vision968を積んだPCIのG/Bで問題なく起動した。OSは Windows98SE。
しかし、ただ組み立てるだけではちっとも意味がない。せっかく怪しい形のケースに入ったメーカーパソコンがあるのだから、これは弄らないと面白くな
いことはないか?
再生とはいえ、主たる目的を決めねば中途半端なワケワカランものになることは必至。ここはCD-R焼きマシンとして仕事をしてもらえるよう組み立てる。(今時CD-Rか?なんてことは言いっこなしで、動画なんかはDVD-RAMに焼くので実質CD-Rのほうが使い勝手いいのよ。)
先ずCPUだが、素Pentiumだと余りに非力なんでせめてMMXが使えるのモノにしたい。HDDはOS領域に2GHzは欲しいので3GHz以上。RAM
は最大量。G/Bは出きる限り高性能なモノ。(つかとりあえず載るもの)CD-R/RWについては基本性能の低さを考慮してバッファアンダーランエラーを防止する機能を持ったものを
選択する。って今時付いてないヤツは皆無だろうが。
で、
強化というかとりあえず再生後
CPU | AMD K6/233MHz(直挿し) | M/BはVcore3.3Vしか出力できないが3.2V駆動のこいつなら何とかイケルだろうという安易な考え。*127番エラーは当然出るが普通に使える。 |
M/B | SI58P V10 Rev:1.0A SIS5510チップセット | 本来のM/Bを使わねばAptiva2176J3Lとは言い張れない気がするものですから。 |
HDD | FUJITSU MPB3043AT/4.3GB | 基本性能の低さを考慮してWindows98SEを導入。 |
FDD | MITSUMI 3モードFDD | 意味は無くとも3モード |
CDD等 | CD:SONY CDU511-F1/*8-*16 CD-R/RW:RICOH MP7125A/*12/*10/*32 |
読出し用CDDは別に遅くて構わない。CD-R/RWはバッファアンダーランエラー防止機能の JustLink 付き(CPUがヘロいため)。 |
RAM | SIMM32MB*4 計128MB | このM/Bに積めるRAMの上限が128MBだ。SIMMに関しては1枚挿しが可能なうえ、FP/EDO、パリ有り/無しの混在が出きるらしい(不確定情報)。 |
G/B | CREATIVE 3D BLASTER BANSHEE/16MB PCI | 相性の出ないことではブッちぎりの今は無き3Dfx製Voodoo Banshee 搭載G/B。画質と2Dの速さは今でも十分。ただ鬼のように発熱するのでチップクーラーを付けてみた。VRAM16MBにこだわったのは本体RAMを 128MB積んだ場合VRAM16MBまでのG/Bしか使用不可な(と思い込んでた)ため。当たり前だがPCI版 |
S/B | CREATIVE SOUND BLASTER16 ISA(CT2940) |
何処かのメーカーパソコンに入っていたもの。Win98SEにドライバが入ってるんで楽 ISA接続 |
Modem | FMV-FX43Z4 | FUJITSU製の33.6Kbpsモデム。Win98SEにドライバが入ってるんで楽。 ISA接続 |
その他 |
*127番エラー
この時期のIBM製マシンのM/BのBIOSが200MHz以上のCPUは知らん!といって出すエラー。無視して起動させることは可能。しかしその場合パフォーマンスに影響がでる模様(よくわからんが)。Aptiva強化野郎が最も眼の敵とするもの。
127番エラーはでるものの、完成して一段落。これで焼きマシンとして生きてゆける。
良かったなAptiva2176J3L。K6の手作りエンブレムを貼って終了だ(爆)。