味噌の作り方

I. 材料 (5 kg の場合)
 a. 大豆1.5 kg(1升)
 b. 麹1.5 kg
 c. 粗塩650 g
 d. 水
  大豆の浸漬に大豆の3倍程度、また、大豆を煮る場合にも浸漬大
 豆の2倍程度必要。水道水でいいんですが、こだわるならば市販のミ
 ネラルウォーターを使えばいいと思います。

II. 道具
 a.ポリ樽、カメ等の容器
  味噌を熟成させる容器として使います。光を通さないもの。
 b.すり鉢あるいはミキサー
  煮た大豆をつぶすのに使います。ポテトマッシャーがあれば一番使い
  易いです。
 c.ざる
  煮た大豆の水きり用です。
 d.ビニル袋
  味噌を入れて熟成させます。大きめのもを数枚用意して下さい。
 e.鍋、圧力鍋
  大豆を煮るために使います。
 f.ボール、半切り、ビニルシート等
  塩と麹を混合するときに使います。
 g.重石
  味噌熟成中に重石をかけます。味噌の重さの6割くらいがいいようです。

III.作り方
 1.浸漬
  水洗いした大豆を3倍程度の水に漬けます(10-12時間)。
  大豆は吸水し、2倍強の重量になります。漬け過ぎは味噌の品質を落と
  します。
 2.大豆を煮る
  漬けておいた大豆をざるにあけ、水をきり、鍋に大豆と水を入れます。
  煮る時間は圧力鍋だったら20分+蒸らし10分。
  指で軽くつぶせる程度が煮上がりの目安です。

 3.塩切り麹をつくる
  大豆を煮ているあいだにやります。ボール、はん切り、ビニルシート等を使い、
  米麹と塩を均一に混ぜ合わせます。
  一度に全量を投入せず、何回かに分けて混合した方が均一にしやすいでしょ
  う。この際、塩の一部(10-15%)を残しておくこと。

 4.大豆をつぶす
  煮え上がった大豆はざるにあけ、煮汁を切り、熱いうちに大豆をつぶします
  
 5.塩切り麹とつぶした大豆を混ぜ合わせる
  つぶした大豆が冷めたら、塩、麹が均一になるよう混ぜます。
  一度に混ぜずに何回かに分けて少しづつ、もみ込むように混ぜ合わせます。
  パサつくようなら少し、煮汁(なければ温水)を加えて調整すます。

6.仕込み
  ポリ容器等にビニル袋を入れ(二、三枚重ねにする)、その中に混ぜ合わせた
  ものを少しづつまるめ、空気が入らないように詰めていきます。
  全部詰め終わったら表面に、残しておいた塩をまき、空気に触れないようにビ
  ニル袋の口を閉じます。
  落とし蓋をかぶせ、重石(3 kgくらい)を置きます。

 7.熟成と切り返し
  直射日光を避け、風通しの良いところに置いて熟成させます。
  1ヶ月程度すると、たまりが上がってくるので、ここで一度味噌をかき混ぜ
  上下を混合します。
  さらにもう一度1ヶ月後に切り返しをします。
  味噌が空気にふれたままにすると色が悪くなります。
  約半年寝かすと出来上がり。

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