施術歴35年の医療国家資格者が全ての治療を行いますので、安心して治療を受けていただけます。
当院の治療は、現代のテクノロジー医学(薬、注射、手術など)では対応できない分野に働きかけ、からだ全体の各器官を円滑に機能させることで、自然治癒をもたらすことを目的としています。
健康とは、心身ともに完全にバランスのとれた状態のことです。そのとき、からだのシステムは円滑に働き、エネルギーが無理なく循環しています。それは自然な状態であり、何の努力もしていない状態です。したがって、からだはバランスを崩したとき本来の自然な状態に戻ろうとします。しかし、からだのどこかに固着した機能障害があるとそれらがうまく働いてくれないことがあります。からだが健康な状態に戻ろうとするその勢い(自然治癒力)は人為的に賦活することが可能であり、それを治療といいます。
当院の治療は以下の技法を統合して行います
各徒手治療法を統合することで多くの症例に対応します。また、必要に応じて徒手治療に、はり治療を加えます。(ただし、はり治療を好まれない方には “はり治療の代替治療” または “徒手治療のみ” のいずれかを選択していただいております。)
適応症状は肩こり腰痛などの慢性疾患、ぎっくり腰や捻挫などの急性疾患はもちろんのこと、内臓の機能異常や自律神経系の失調による疾患、事故の後遺症など多岐にわたります。また、オステオパシーの技法で頭蓋骨や膜の調整することにより長年悩まされている頭痛や目まいなどの症状にも適応します。
首や肩が凝ることで起こる筋収縮性の頭痛や目まいであれば、1〜2回の治療で良くなりますが、長年の生活習慣の歪として、頭蓋骨内から全身の組織・器官とつながる「膜」の捩れや過緊張が原因で起こる頭痛や目まいは、継続して治療を受けていただく必要があります。 慢性的なひどい頭痛を訴えて当院を受診された方で月に1〜2回の治療を1年以上継続して受けていただいている方のほとんどが症状の消失や軽減を認めています。
年に何度も見舞われる激しい腰痛で悩まされ、寝込んでばかりいると言って、来院されたいた方たちも月に1〜2回の治療を継続的に受けていただくことで、皆さん寝込むことがなくなりました。
腰痛 椎間板ヘルニア 坐骨神経痛 膝関節痛など 運動器疾患
年に何度も繰り返すぎっくり腰や寝違い。病院で椎間板ヘルニアと診断されたが手術するほどではないと言われたり、手術を受けたが症状が改善しない。坐骨神経痛と診断され、足までしびれや痛みがある。肩が痛く腕が挙がらない。よく頭痛やめまいがする。膝の腫れや痛みがとれず老化現象と言われた…など、このような悩みをお持ちの場合、筋肉・筋膜・関節を適切に治療すれば多くの方が、治癒や症状の緩解、再発の予防を期待できます。
身体が年齢とともに変化していくことは紛れもない事実です。科学的なデータを見ても、筋力と筋肉の柔軟性は40歳を過ぎると著しく減少します。筋肉の断面積を比較すると20歳が最大で、70歳までに20歳時より30〜40%減少します。同時に筋肉内部の代謝も悪くなり、筋肉は縮んでいきます。このことは、自覚症状の有無に関係なく、すべての人に共通します。
重力の中で人が身体を支え、自由に動かすことができるのは、「筋肉」とそれを包む「筋膜」、骨と筋肉をつなぐ「腱」、関節を支持する「靭帯」、そして「骨」「軟骨」といった組織が互いに連結した働きによるものですが、血液循環、呼吸、発熱、消化吸収といった生きるために必要な生理機能も多くの筋肉が発揮する力を利用して行われています。筋肉に共通する働きは収縮という作用があるだけで、伸びるのは拮抗する筋肉の収縮によって受動的に行われます。つまり、前側の筋肉を伸ばすという動作は、後側の筋肉を能動的に収縮させることにより行われます。
筋肉の病的および生理的萎縮(疲労や老化で筋肉が縮む)が生体に及ぼす影響は筋力の低下や疲労感のみではなく、骨の変形をはじめ、筋内およびその周辺を走行する血管、リンパ管、神経(自律神経も含む)を圧迫することで多岐にわたります。
短縮した筋肉は骨を非生理的な方向に牽引し、ズレを生じさせるとともに、関節を圧縮することで関節内圧を高め、刺激された軟骨および骨に変形を生じさせます(骨は刺激された方向に成長・増殖する性質がある)。典型的な症例として、骨棘の形成、頸の骨の変形、腰の骨の変形、ひざ関節の変形、椎間板ヘルニアなどがあり、これらの多くがこのメカニズムにより発生します。また、老化現象と診断され、あきらめているケースが多くみられます。
筋肉が縮むと正常筋より短縮して硬くなり、両端の腱は肥厚します。縮んで硬くなった筋肉は、両端の骨を持続的に牽引するとともに、筋肉内部の神経、血管も圧迫するために栄養されなくなり、連結している周囲の組織を巻き込みながら、更に縮んで硬くなるという悪循環を招き、治療されずに長年放置されれば永続的に硬結化します。
硬く縮んだ筋肉は的確な治療刺激を繰り返し与えることで徐々に組織の修復が行われ正常筋に移行していきますが、硬結化した筋肉繊維は麻酔下でも弛緩することはなく、特に長年にわたり放置されたものは中心部の組織が不可逆な変性を呈している場合が少なくありません。
腰部椎間板ヘルニアにおいて、以前は一度突出した椎間板は不可逆であり、外科的に切除しなければ症状は治らないと言われていましたが、アライメン(骨、関節の並び方)の不良,不正に起因する過剰なメカニカルストレスによって発症することが多いことから、腰の筋肉と関節を柔軟にし、骨盤の傾きや捻転を正して水平にして姿勢を正すことでアライメントが修正され、突出していた椎間板が徐々に生理的な位置に納まる可逆性があることはMRIを使った調査でも確認されています。
適度の運動を継続することで筋力を維持することはできます。しかし、多くの人が気付かない落とし穴があります。それは、「運動量に比例して確実に筋肉内部に疲労物質が蓄積し、筋肉は縮んで硬くなる」「ストレッチ体操は非常に有効だが全ての筋肉に果があるわけではない」という事実です。若々しい健康な身体を作り、維持するには「筋肉をはじめ身体の組織は時間とともに確実に縮んでゆく」という生理作用を理解して、対処する必要があります。
自身のからだからの声に耳を傾けて体内環境を整え、自発的治癒を賦活することは、病気の予防と、罹ってしまった病気やケガの回復を早める結果につながります。
筋肉や関節を良好な状態で維持することは健やか人生のいしづえとして銘記してくだい。