○住宅を建てるという事
住宅を建てる事は、一生のうちに何回もできることではありません。
経験が無い分失敗する可能性も高く、また、逆にインターネットをはじめ、情報が多すぎる昨今では情報に振り回されて自分の中で整理できず、自分の方向を見失ったりしがちです。
「3度家を建ててようやく自分の納得いく家ができる・・・」という格言があるくらいで、素人から見るとわかりにくい部分が多いからなのでしょうか。
かといって、業者にまかせっきりにしたり、着物やヘヤースタイルのファッションのように今流行しているからと、すぐに飛びついたりしてしまうのもどうでしょう。
建築は商品ではありませんが高価な買い物です。また、永い将来を頭においてつくるものです。
飽きたからといってすぐには変えられないものなのです。
まずは、自分たちの理想や希望を明確に持ち、自分たちの目で確かめることが大事です。
家づくりは膨大な情報を整理したり、さまざまな手続きが必要であったり、途中で投げ出したくなることも一度や二度ではないでしょうが。手間を惜しんで泣くことにならないように勉強して「しっかり見極める力」をつけてください。
できればあなたの横に信頼でき、フィーリングの合う専門家がパートナーとしていれば家作りを楽しむことができると思います。
HIRO建築設計工房
一級建築士 中尾 忠廣