別府の家

2011年 7月 竣工          構造的な事はこちら

15年ぶりの再会でした。
当時 Aさんと自宅の計画をしていましたが
諸事情で断念せざるをえなくなりそれから、疎遠になっていました。
2011年1月に「自宅の建設を考えているから相談したい」とのご連絡をいただきました。
15年という空白があったにもかかわらずに覚えていてくださったことに

感激しています。

別府の家 パース    と    完成写真      

総2階部分6m角高さ6mのキューブ 

の屋根〜壁は 厚さ3cmの杉板で覆われています。

お昼の日差しを受けている土間いっぱい太陽の熱を蓄えています。 

冬でも天気の良い次の明け方は室温が18℃ぐらいだそうです。 

土間が蓄熱体として機能して夏涼しく 冬暖かい 家にしてくれると

思っていましたが、ここまで効果があるとは!


住宅雑誌なんかで、完成したばかりのきれいな何もない部屋が写真で紹介されていますが…

個人的には??なのです。

住宅は人が暮らすところ、住み手の匂いや、垢みたいな物が付くところ

住んで初めて住宅になるのです。

 

風通しが良くって住みやすいとほめていただきました。

この仕事やってて良かった〜

と、しんから感じる瞬間です。

 

これからもこの家を末永くかわいがってください。

 

           HIRO建築設計工房 中尾