プリント基板について


 やはり生基板から作成しなければなりません。生基板は安く手に入るのにわざわざ高価な感光剤塗布済みの基板を 買うのは馬鹿らしい。サンハヤトの感光基板を使うのであればバカでも出来ます。バカでも出来るように フォトレジストが塗布されているからです。感光基板として販売するのであれば、露光時間や現像時間の許容範囲を 広くとり、説明書どおりに出来ない者にもある程度対応しなければなりません。さもなければ販売の継続が難しくなる からです。

 重要−バカでも出来るようなことをわざわざインターネッに載せる意味はありません。−重要

 当方はサンハヤトの感光基板を購入したことはありませんが、おそらく丁寧な説明書が付いてくるのではありませんか。
 当方の低歪率アンプは銅厚70μのものを使用していますが、これは生基板から作成すればこそです。作成した当時は 個人レベルでは日本初だったと思います。
 通常はユニバーサル基板を使うことが多いのですが、試作ならともかく完成品とする場合最終的な調整や メンテを考えるとやはりプリント基板でなければなりません。
 オムニ製の感光スプレーが入手出来なくなってしまいましたので、近々ポジ感光液を使用した作成方法を アップいたします。



   使用機材

    CAD
 CAD は JW_WIN を使用。部品は自作です。当 HP の回路図も JW_WIN→ Adobe Acrobat です。専用のソフトは全く必要ありません。CADがあれば十分です。

   プリンター プリンターは ALPS MD-1000J を使用。 インクジェットタイプの出始めに購入した EPSON MJ-500C やその後の LEXMARK 最新の hp もありますが、 遮光率がそれほど良くなく、 OHP SHEET がプリント基板の角に当たったりするとインクが剥がれたりして この用途には向いていないようです。レーザープリンターも普段使用している PC-PR/4000ではトナーの 付きが薄く遮光率が良くありません。もともと OHP SHEET はプリント基板の露光に使用することは考えて いないでしょうから。私か試した中では ALPS MD がベストです。
 ALPS MD を使用する上で重要な注意点があるのですが発表しません。(^^♪
 各自で苦労して解決方法を見い出すべきでしょう。
 感光剤。これが問題です。 生基板は容易に手に入るのに感光剤は殆ど手に入らないのです。現在通販で販売しているのは私の知る限り、 秋葉原のマルカ電機工業と大阪の共立電子産業だけです。マルカ電機工業ではオムニ製(スプレータイプ) と瓶入り (500CC 入り \8,000 とか) があるとのこと。共立電子産業ではオムニ製だけです。仕方ないので オムニ製を使用しています。
 露光器。100V 27VA x2 安定器が手に入らないので仕方なく インバータ自作。今でこそインバータ基板が安価に出回っていますが、昔はトランスを作ることから 始めねばなりませんでした。このインバータも1から手作りです。とてもじゃないが、学校でも中程度の 成績だった俺なんかのレベルではないな、ということが分かった人は こちら でも行きましょう。
 Sunhayato  PKクランプ。
 宝山 PCB CUTTER。基板だけでなく、3mm までのアルミ板も きれいに切断出来ます。
 またアクリルやアルミのパイプを切って好みの長さのスペーサーをいくつでも作ることが出来ます。 ヤフオクでド素人君たちと競らないですみます。
 Proxxon Table Drill。小型のものは何でこう高いんでしょう。 ガラスエポキシ基板を使うことが多いため、超硬ドリル刃を使用。当方の製作した機器は穴をさらって皿ビスを多用しておりますが、 これもハンドドリルではまず不可能です。
 Sunhayato  Mini Drill。部品実装後の基板の穴あけに便利。
 Sunhayato  スルピン KIT。スルホール基板作製用。
 PROXXON  ミニルーター。基板の修正に便利です。
 Sunhayato  はんだ シュッ太郎。スルピン KIT を 使う場合必需品です。


上手な基板の作成方法

 基板を自作する人は結構いるようですが、中々メーカー製のようにきれいにはいかないようです。指摘すれば、 おそらく "動作すればいいんだ" というようなごまかしの言葉が返ってくることでしょう。
ここでは、何度試しても中々うまくいかない、どうせ作るなら良いものを作りたい、という熱心な方のために オムニ製の感光スプレーを使用し、生基板から作成する場合の重要な注意点を述べたいと思います。

  1. 生基板は、感光剤が基板外周部で厚く付着するため、必要寸法より縦・横それぞれ 10mm程大きく切断する。
  2. 生基板は粒子の細かいクリームクレンザーできれいに磨き、強い水流で良く水洗いする。
    感光剤が均一に塗布されない主な原因は、銅箔面がきれいに磨かれていないことによると 思われる。
    水洗いした基板は塵・埃の出ないきれいなウエスまたはキッチンタオルで良く水分を拭き取る。
    基板に水分が付いたまま乾燥させると錆が発生し(酸化、目には見えない)、現像後錆が 発生した部分が雲って、その部分のエッチングが出来ない。
  3. ドライヤーの熱風で2〜3分乾燥させる。
  4. 基板が冷えてから感光剤の塗布を行う。塗布はなるべく 1回で済むように行うが、塗り残しの部分か あった場合、その部分のみ軽く再塗布する。こんなに薄くて大丈夫だろうか、という位の 薄さの方が良い。塗布した直後はまだら模様になっているが、自然乾燥中に均一になる。
  5. 押入れ等の埃の落ちない所で、10分位水平状態で自然乾燥後、5〜15分程度ドライヤーの熱風で乾燥させる。
  6. 15分露光する。(私の露光器の場合)
  7. 1〜2分現像する。大体 1分10秒〜1分30秒で現像は終了する。(オムニ指定の現像剤を使用の場合)
  8. 指腹部で軽く擦りながら水洗いし、パターン面を傷つけないように水分を拭き取る。
  9. 修正の必要な部分があれば、レタリング・油性マジック等(現在は車用のカラータッチを使用)で修正する。
  10. エッチングを行う。ガラス・ホーロー容器等でエッチングを行う場合、上面より 下面の方がエッチングの進行が早い。



 エッチング・水洗い後の基板。感光剤は付いたまま。600dpi 印刷で 2dot のラインも綺麗に残っています (銅箔厚35μの通常の基板の場合。高級アンプ等に使われる銅箔厚70μの基板の場合、容器を揺すりながら エッチングを行う方式では、2dotでは厳しい)。非圧縮記録(2.4MB TIF)、PC 取り込み後 JPG に変換。 残念ながら少しフォーカスが・・・。
 エッチング面積がこれだけ広いにもかかわらずパターン部は全く侵されていません。エッチングする面積が 狭いとバカでも出来ますが、面積が広いと時間がかかるためパターンが侵されやすくなります。
 これだけ注意点を列挙してもうまくいかない人はプリント基板の作製(弱電機器の 製作)に向いていないのです。無駄な努力は止め、潔くあきらめて女の尻でも追いかけ余暇を楽しく過ごしましょう。 醜男の場合は? パチンコ・自転車・お馬さん・その他いろいろあります。 またレンタルビデオ(DVD)を借りてきて余暇を過ごすという手もあります。



   作品SAMPLE

 SAMPLE その1

 定電圧電源で例えば 2.000V の出力を得るためには VR の調整が大変ですが、本器をオペアンプの入力につなげば一発。ほかにも用途いろいろ。


 0〜19.999V まで 1mV ステップで出力する電源です。入力は BCD。ケースを物色中。




 SAMPLE その2


  表示器基板の3個のタクトスイッチで 4 1/2 桁を設定。タクトスイッチ左は桁選択、中は DOWN、右は UP用。出力は BCD。






JUNE 2003 UPDATE









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