精密電圧発生器




当方の HP の内容を流用して雑誌やインターネットに発表しようとするときは、
当方の許可を得るとともに出所を明らかにしなければなりません。
この注意事項の記載が無いときに流用した者は、速やかに当方の許可を得るか、
該当 HP等を削除しなければなりません。


 





1mV〜19.999V まで 1mV ステップで出力します。

タクトスイッチ左は桁選択。1回押すごとに 1V→100mV→10mV→1mV→1V と変わります。 現在 1V 桁が選択されています。
タクトスイッチ中はダウン。右はアップ。

まだ文字は入れていない。



基板は 1997年ごろ製作。
基板は2段重ね。下にデジタル基板があります。

取付金具は全て 2mm 厚のアルミ材を使用し、
タップを切っています。


 消費電力 2.6W(18.888V 表示時)



 VR を使用した通常の電圧設定の方法では電源装置の出力電圧を希望する値に合わせるのは難しい。 10mV 単位ならともかく 1mV 単位で正確に出力するのはまず無理といってよいでしょう。本装置では 1mV 単位で希望する出力電圧を得ることができます。
 また本装置を定電流回路と組み合わせることにより、簡単に任意の定電流を得ることができます。


定電流回路
 R1=R2、R3=R4。
 オペアンプは交直両用使用の場合 LF411 等。直流専用の場合 OP07 等ですが、微小電流を出力する 場合は FET 入力タイプが必要。
 誤差要因は R1=R2、R3=R4 の精度、オペアンプのオフセット電圧、Rs の精度。

 画像撮影する気になったので載せてみました。
 いかなる負荷条件でも 100mAは安定に出力可能。
 半固定抵抗はオフセット調整後固定抵抗に置き換え。
 基板表にない部品もあります。

 定電流回路は様々な用途に使用可能です。正確な微小電流の出力、低抵抗値の抵抗の選別、 低周波発振器を接ないで Lや Cのインピーダンス、スピーカーのインピーダンス特性、 更には FETの動抵抗 rds等も測定できます。
 また出力電流が大きいので、位相検波することにより電解コンデンサの ESRも測定可能です。 これに関しては気が向いたら別途 UPします。

出力電流プースト
 電源の電流容量・出力トランジスタ・ヒートシンクの熱抵抗により制限される出力電流を得る ことができます。R1=0 で出力電圧は 0〜19.999V。
誤差要因はオペアンプのオフセット電圧。

定電流負荷
 図の定数で 0〜1.9999A の定電流負荷となります。入力分圧抵抗を 39KΩと 1KΩとすることにより 5A となりますが、当然十分な大きさのヒートシンクが必要です。
 誤差要因は入力分圧抵抗の精度、オペアンプのオフセット電圧、0.1Ωの精度。




 左図はダイオードの If-Vf 特性です。このようなカーブも本装置を定電流回路と組み合わせる ことにより簡単且つ正確に取れてしまいます。ワンプッシュで電流を変えることができますので、電流を 合わせている間に自己発熱で Vf が小さくなってしまうということがありません。ダイオードの順方向電圧を 利用する場合、どの程度の電流を流せばよいか一目で分かります。
 青は 1SS53。  赤は 1S1588(だったと思う)。
 1SS53 は 1本 10円でお分けすることができます。


 2SC1815GR の Ib-Ic・HFE 特性(Vce=2V)を測定してみました。
 1μA 以下の正確な電流を流すのは通常の方法では無理ですね。
 この石の直線性の良さは前から承知しておりましたが、素晴らしい直線性を持っています。長く使用されている のも頷けます。


 2SA1015Y(HFE=115) の Vbe-Ic 特性(Vce=2V)です。
 片LOGだとグラフはほぼ直線となります。
 片LOGでグラフが直線となるが故に、TRは FETに比べ奇数時高調波(Odd-order harmonics)が多いと言われているのです。
 作製予定の FET Buffer の動作点決定のため測定。


 2SK30A-GRの Vgs-Id特性 (Vds=10V)。
 手持ちの十数個の中から最も Idssの大きい個体を測定。
 Vgs=-0.5Vで gm 約2.95m A/V。
 Vgs=-2.0Vで gm 約1.2m A/V。


 三菱 TRの HFE分類です。
 三菱 TRは東芝や NECと違い HFE分類が分かりずらいので測定してみました。 ド素人の中には "HFEなんか関係ねえ" というバカもいるでしょうが・・・。
 36Dと 39Dでそれ程離れていないように思いますが、これだけ異なります。
赤線 (東芝 Ic 50mAの石) はとりあえず関係ありません。
 Ic 500mAの石ですが、100mA強から HFEの低下が始まります。500mAの石なら 300mA位までは直線性良く使えるだろうなどと考えるのは甘い。TRは皆こんなものです。
 他の型名の石では数字が小さいほうが HFEの大きいものもあり、単純に数字が 大きいほうが HFEが大きいとは言えないようです。




 以前、回路図を教えて欲しいとメールが来たことがありますが、この程度のものは自分で設計しましょう。 特別な回路や部品は使用しておりません。特にデジタル回路は IC 同士を接続するだけ(バカでも出来る)です。



- 27th July〜9th Aug 2007 -









趣味の小部屋に戻る