ケースはタカチ US-200H を使用。
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| キンセキカタログによる |
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回路図
温度検出にはダイオードを使用しています。ある決まった温度の検出には直線性は必要ありませんから、
安価なダイオードが使用出来ます。このダイオードに TR1 2SK30Aにより定電流を流し、その端子電圧と
TL431C による設定電圧をコンパレータ LM311Nで比較して、発熱素子である FETの制御を行っています。
FETの電流は温度により大きく変動しますので、ダイオードによる検出電圧を利用しコンパレータの出力電圧を制
御しています。このようにすることにより、本器では室温から設定温度迄ほぼ一定の 500mAの電流を流して
います。従って FETの損失は 5Wということになります。発泡スチロールを接着剤で固定した為、FETの
型番が分からなくなりました。そのうち恒温槽を開くことがあれば記載します。尚、恒温槽は市販の最も小
型のアルミケースを加工して更に小さくして使用しています。
本器は製作してから 5〜6年経っていると思いますが ( コネクターの色を見れば分かる ? ) 、今回確認し
てみたところ 1Hzもずれていませんでした。キットそのままでは正確な周波数測定は無理ですが、少しの
労力により業務用測定器メーカー製の高価な測定機にも負けない安定度を得ることが出来ます。 MAY 1999 |
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ド素人やプログラミングしか分からない輩の間に、TCXO (Temperature Compensated X'tal Oscillator)
を使えば発振周波数の安定度に関する問題は全て解決するというような考えがあります。また基準周波数に
TCXOを使用して周波数カウンターだといって得々としている輩もいるようです。 はたして TCXOは基準周波数としての用途に十分な安定度を持っているのでしょうか。 手元にいくつか実物があります。その特性表を見てみましょう。 KSSの TCXO-50Cと NDKの NJC3058Aで出力周波数 12.8MHz。温度特性 ±3ppm/-20〜+60℃、エージング特性 ±1ppm/年となっています。 ±3ppmを +3ppmから -3ppmと理解すれば、"温度が -20〜+60℃の範囲内では、出力周波数が 最大で 76.8Hz変わっても異常ではありません。クレームは付けないで下さいね"、ということなのです。 同じようにエージング特性 ±1ppm/年は、1年使用した場合、同じ温度で出力周波数が最大 25.6Hz変化 しても異常ではありませんよ、ということなのです。 まあこれは最大値で実際はこれより小さいと思われますが、実際はどの程度の安定度を持っており、 基準周波数としての用途にも使えるものかどうか測定してみましょう。 実測 ![]() TCXO-50Cです。メーカーで公表しているかどうか分かりませんが、この製品のメーカー以外から実測の 温度特性が発表されるのは初めてのことと思います。 20℃から 30℃で 16Hz、15℃から 35℃では 27Hzも変わっています。X'talのメーカーがやっても この程度なのですから、いかに温度補償は難しいかということですね。 僅かな発熱でもセット内温度はすぐに 10℃位上昇していまいます。 ド素人はともかく、これだけ 変動したら当方では基準周波数としての用途には使えません。周波数カウンターは周波数を測定するための 機器であり、測定周波数の確度が命だからです。 手持ちの業務用測定器専門メーカーの周波数カウンターも、当方作成の周波数カウンターも、夏冬空調を かけなくとも表示は変わりません。 (^^♪ 興味深いことは、通常 60℃程度で数十分エージングするとエージング前と特性が変わるものですが、 TCXOは全く変わりません。メーカーで十分エージングしているものと思われます。 発振周波数に通常の安定度を要求される用途には使用可能ですが、基準周波数としての用途には 無理でしょう。 20th Nov 2008 |