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自作品が、当方の定電圧電源より安定度・電圧変動率・ノイズ・操作性等優れて
いると思われる方は、配送料当方負担でお送り下さい。測定して当サイトに発表させていただきます。
当方の定電圧電源より性能が劣っていた場合は、往復の配送料を負担していただきます。なお当方のページを
参考にして製作した作品はダメです。 本電源ははテスターとともに最も使用頻度の高い機器です。メーカー製品にも劣らない(以上の) 性能を持っています。出力電圧の安定度は抜群で、例えば出力電圧を±15.00Vに設定すれば、1時間経とうが 1日経とうが±15.00Vのままです。使用中に出力電圧が変わってしまう定電圧電源、そんな物は定電圧電源 ではありません。子供のオモチャです。また負荷特性も抜群で、1Aの負荷をとっても出力端子内側の電圧は 無負荷時と変わりません。 また電流計を接続しなくとも、1mAオーダーまで±の電流が瞬時に読み取れるのも 特筆すべき点で、カットアンドトライを繰り返す者にとって極めて便利です。機器を設計時に想定した 性能まで持っていくには、カットアンドトライは欠かせないというかカットアンドトライが全てだからです。 電流計の代わりをするテスターが何台もあれば良かろうというほど単純なものではありません。当方も テスターは高価な1台を含めデジタル表示を 4台、FET入力のアナログタイプを 1台所有しています。 しかし考えてもみてください。テスターのリードは片側約1メートル往復2メートルもあるのです。 接続には更にクリップコード等が必要でしょう。こんな長さのコードが電源と機器との間に入れば、場合に よっては機器の動作が不安定になることもあります。また機器の正しい特性が実験時に分からない場合も あります。 シャットダウン機能も極めて有用で、この機能により接続のミスや部品の事故が大きな事故につながる のから何度か救われています。設定した電流値から僅かでもオーバーすれば、プラス側マイナス側とも瞬時に シャットダウンします。 |
![]() ケースは タカチ SL115-16-23SS を使用。 放熱の為、天板をスペーサーで 5mm 程上げている。
SHUT DOWN CURRENT を任意に設定出来る ±トラッキング電源です。実験・製作をしていますと、細心の
注意を払って配線等したにもかかわらず、どこか間違っていることがあります。TR や IC をとばさない
ような間違いなら良いのですが、私の場合 DC アンプ片チャンネルの TR を殆ど飛ばしてしまった経験が
一度あります。そこまでいかないまでも TR から煙が出たことが 2回、IC のモールドが飛んだことが 2回、
電流が流れすぎていたことは何度かあります。本電源は、異常がなければ流れてもこの位という値に
SHUT DOWN CURRENT を設定しておけば、それ以上流れた場合瞬時に SHUT DOWN しますので、ほぼ完全に
機器を守ることが出来ます。例えば SHUT DOWN CURRENT を 50mA に設定しておけば、51mA 流れても瞬時に
SHUT DOWN します。一度ある機器の通電テスト中に急に SHUT DOWN したので調べてみると、使っていた
タンタルコンデンサがショートしていたことがありました。
IC1〜IC3 は安価な LM324 を使用しています。IC2・IC3 は OP Amp 2個づつしか使用していないので
LM358でも良いのですが、ピンの配置が使いやすいため敢えて LM324 を使用しています。本器の最大出力
電圧は、OP Amp 入力が 0〜2.45V で、出力電圧の 1/8 を比較入力に加えているため ±19.6V となって
います。TL-431で安定化された電圧を抵抗で分圧し VR の可変範囲を変えると、抵抗と VR の温度係数が
異なるため電圧安定度が著しく悪くなります。使用中に出力電圧が変わってきて、TL-431 を使っているのに
何故?ということになります。最大出力電圧を希望する値にしたい場合は出力電圧の分圧比を変えるべきです。
出力電圧の分圧は同じ抵抗を8本使用しています。このようにすることにより使用中抵抗が発熱しても、
温度係数が8本とも全て同じであるため分圧比は変わりません。これを 例えば 7K と 1K の2本の抵抗
で節約すると、温度係数が異なるため出力電圧の安定度が悪くなります。この抵抗は金属被膜抵抗を使用して
いますが炭素皮膜抵抗でも良いと思われます。本器では更に定電流回路で、出力電圧にかかわらず無負荷時に
も約 11mA の電流を流し、電圧変動率の向上を図っています。動作確認の意味も込め、この電流を電流検出
抵抗の負荷側からとっているため、内臓電流計は無負荷時にも 12〜13mA の値を示していますが、出力 TR 側
から取ることにより内臓電流計の指示は分圧抵抗に流れる電流のみとすることが出来ます。電圧調整 VR は
通信機用を使用しています。
電流検出は+側−側共 OP07CP x3 を用いた差動増幅回路です。+側 OP07CP x3 は +27V・−5V、−側 OP
07CP x3 は −27V・+5V の変則両電源動作としています。この回路で重要なのは差動回路の抵抗のバランス
です。直流電位差の検出では、差動回路にごく僅かでも利得を持たせると安定度が著しく悪くなります。
従って差動回路 OP Amp の+入力の接地抵抗を除く 3本の抵抗は、4 1/2 桁のテスターで最下位桁迄合わせる
必要があります。当方では100 本入りの金属皮膜抵抗一袋を購入しセレクトして使っています。OP Amp
+入力の接地抵抗のみ数10Ω低い値を使用し半固定抵抗でバランスを取った後、固定抵抗に置き換えています。
この程度バランスを取らないと、直流電流の検出には十分の安定度を得ることが出来ません。
ICL7137CPL を用いた 3 1/2 桁電圧計です。スィッチの切換えにより±出力電圧、±負荷電流、SHUT DOWN
CURRENT を表示します。このスィッチは切換タイミングがショーティングのものは使えません。ノンショー
ティングものを使うか、5 接点のものを使い 1 つ接点を空ける必要があります。
5〜6年前に製作したものと思います。 MAY 1999
もうトラッキング電源側で確認するところはありません。ここでふと思いつきました。電流検出部のオペアンプを
トラッキング電源部の電流検出抵抗に接続しているので、この電圧はもしかしたら電流検出部からきているのでは
ないか。それしか考えられない。そこで電流検出部との接続を外し、電流検出部のオペアンプの入力は抵抗で
アースに落としてみると、トラッキング電源部はばっちりOKとなりました。この状態で電流検出部のオペアンプの
入力は約12Vと15Vの電圧が出ておりました。何とまあ恐ろしい。何もつないでいないオペアンプの入力にこんな
高い直流電圧が出ているとは・・・。差動増幅回路のバッファのオペアンプ2個を交換し修理完了。ついでに
オペアンプ保護のためそれぞれ抵抗を入れておきました。
電流検出部から修理を始めればこんなに苦労しなくとも済んだものを・・・。しかしオペアンプも破壊されると
こんな状態になるんですね。電流ドライブアンプの電源部を接続したまま(もちろん電源は入れていない)、
調整のためトラッキング電源を接続して、電源スイッチのオン・オフを繰り返したのが良くなかったようです。
電流ドライブアンプの電源部には10000μという電解コンデンサを付けておりますので、突入電流のために
やられたのかも知れません。
修理ではありませんが、ついでにLED表示部のICL7137CPLの入力部に2.5Vの保護回路追加。1MΩの抵抗が入って
おりますので20Vがかかっても電流は最大でも20μAであり、絶対最大定格の100μAには余裕がありますが、
スイッチの切り替えミスにより、時々2V入力に20V近い電圧が加わるのはやはり精神衛生上良くありません。
このためICL7137CPLのIN LOをCOMMと接続するのを止めGNDに接続するようにしました。機器の中に同居させる場合
IN LOはGNDに接続した方が安定度が良いようです。 31st JAN 2007
オペアンプのオフセット測定や簡単なバラックでのテストに、本ページのトラッキング電源は重くて大変です。
小電流用途に簡単な 200mA のトラッキング電源も用意してあります。簡単なと言っても三端子レギュレータは、
正出力のものはまあまあとして負出力のものはいけません。出力波形をオシロで見たことのある方はご存知の
こととと思います。正電圧も無しで良好な特性を得るのは難しいのでしょう。本器では三菱のトラッキング
電源 IC M5230L を使用しています。M5230L はトラッキング電源 IC であり正負両電源が入力されますので、
出力波形は三端子レギュレータとは比べものにならず良好です。オシロ 1mV レンジでノイズは全く観測され
ません。回路は出力電圧設定部を除き、ほぼデータシートの応用回路例のままです。出力は 5V、8V、13.5V、15V を
ロータリースイッチで切り替えています。電源トランスに余裕のあるものを用い、制御 TR の放熱を十分に行う
ことにより 2A 程度の出力は可能ですが、そこまでするなら誤差増幅器を使って一から製作したほうが良い。
無負荷時消費電力 1.6W。
例えば出力電圧を 5.000Vに設定すれば、数時間経過しても出力電圧は 5.000Vのまま変わりません。18V
±トラッキング電源でも書きましたが、使用中に出力電圧が変わってしまう電源、そんなものは定電圧電源では
ありません。定電圧電源ではなくお子様のオモチャです。定電圧の定は一定の定を意味しています。
このような特性もいとも簡単に取れてしまいます。ただ当方の製作したものと違い、出力電圧・消費電力とも
落ち着くまで少し時間がかかります。負荷変動率に関しては出力コードがどの程度の抵抗を持っているか分から
ないので何とも言えません。
福島双葉エミッタ抵抗
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