解答と解説 21〜30

21)21才で、大型免許を所持している者は、最大積載量10tの大型貨物自動車を運転することができる。
       答え(誤り)
どうして?21才って書いてあるよ???

大型免許って少々面倒くさいのです。何故か?というと取得条件と運転条件が異なるんですよ。普通免許の場合は免許取得したその日から全ての普通自動車を運転できるでしょう。(もちろんサイレンを鳴らして走ることはできない^_^;)大型免許は「普通または大型特殊」の運転経験が2年以上・20才以上で取得できるのです。が!運転経験が3年以上でないと、乗車定員30人以上の、そして最大積載量6.5t以上の大型貨物自動車の運転はできないのです。
この問題?21才の者が運転経験が3年あるとは限りませんよね。


22)同一方向に三以上の車両通行帯のある道路では、もっとも中央寄りの車両通行帯をあけておけば、すいている車両通行帯を通行してよい。
       答え(誤り)
え?3つ以上車線があったら一番右は追い越しのためにあければいいんでしょう。何故誤りなの???

なんか騙されそうな文ですよね。確かに最も中央寄りは追い越しのための場所ですから通行することはできません。他の通行帯を通行するしかないのです。中央寄りさえあけておけばどこの通行帯を通行してもよいのです。ただ、『速度の速い車が右側の通行帯へ移動しなさい』というだけなのです。
法律で『すいている通行帯を走りなさい』なんて決められると思いますか?


23)高速自動車国道における大型貨物自動車と普通貨物自動車の法定速度は、ともに80km/hと定められている。
       答え(誤り)
・・・貨物は80?でしょ???

簡単に覚えましょう。
乗用:660cc以下を除いて全て100km/h
貨物:5tからは80km/h、それより下は100km/h なのです。


24)横断歩道のないところを横断しようとしている歩行者に対しては、一時停止または徐行して、その横断を妨げないようにする。
       答え(誤り)
この答え、絶対間違ってるよ〜???

一見正しいかな?と思ってしまいますよネ。でも横断歩道があろうとなかろうと、自動車の前を人が横切っているのですから確実にブレーキを使わなければ危険です徐行って右足はアクセルでしたっけ、それともブレーキでしたっけ?これでおのずと答えはわかりますよネ。


25)の標識のある道路は原動機付自転車や軽車両の通行は認められているが、普通自動車や小型特殊自動車の通行は禁止されている。
       答え(誤り)
そ、そうかな〜(^^;)誤りなのかな〜???

騙されないようにていねいに読んで下さい。バス専用通行帯とはバスの正常な運行を確保するために設けられるものであり、車社会の弱者的位置にある原動機付自転車や小型特殊自動車まで排除しようとする主旨ではありません。そう、小型特殊自動車の通行も認められているのです。


26)道路の曲がり角から手前30mでは、追い越しが禁止されている。
       答え(誤り)
アレ、追い越しは全部手前30mじゃなかったっけ???

追い越し禁止場所は最重要ポイントですが、何でもかんでも手前30mではないですよ。
道路の曲がり角付近です。


27)標識によって転回が禁止されている場所では後退もしてはならない。
       答え(誤り)
ウ〜ンよくわからないよ〜???

一標識一禁止!(その標識の行為だけが禁止されている
禁止されているのは転回だけです。
また、一般道路では、後退は禁止されていないし禁止している場所もないのです。あなたは『後退禁止』という標識を見たことがありますか?


28)上り坂は追い越し禁止である。
       答え(誤り)
こ、これは答えが間違ってる、上り坂だよ???

一見納得させられてしまいそうです、、荷物を満載した大型貨物自動車の後方にいる自動二輪車を想像してみて下さい。かわいそうじゃありませんか?前に行かせてもも良いではありませんか!でも、上り坂を上りきる直前はダメですよ。頂上付近は先が見通せませんから。
上り坂と上り坂の頂上付近、しっかり区別して下さい。


29)路面が濡れている時や車の重量が重たい時は、制動距離には影響はないが、停止距離は長くなってしまう。
       答え(誤り)
あれ、停止距離って???

空走距離・制動距離・停止距離は正しく覚えて下さい。
空走距離=感じてから------------ききはじめる
制動距離=ききはじめてから---止まる
停止距離=感じてから------------止まる

空走距離が長くなるのは運転者の心身的条件
制動距離が長くなるのは速度・路面・重量

重量が重たくなると空走距離も伸びるんだったら、トラックなんてこわくて、こわくて....。


30)多通行帯道路で追い越しをする時は、必ずしももっとも中央寄りの車両通行帯で行わなくてもよい。
       答え(正)
えっ、もっとも中央寄りが追い越し車線でしょ???

一度に二つも三つもの車線変更は大変危険です。
ですから『前車の直近の右側の車両通行帯で追い越す』と規定されています。