車両感覚とは?
一口に車両感覚と言っても具体的にどんなことなのかピンと来ない方が多いと思います。
『感覚』を英語で言うとFeelingです。
英和辞典をひくと、感覚、感触、感じ、予感、雰囲気...等々と出ています。
誰でも運転しているときに「あ、後輪が脱輪しそう!」とか「ヤバイ、前が当たりそう!」と感じることがあるはずです。
この雰囲気を察知したり予感することが『車両感覚』なのです。
しかし残念なことに初心者は、この予感があってもなかなか操作につなげることができないのです。体(ハンドル)が動かないのです。
例えばカーブを曲がっていて、後輪が当たりそうだと感じたとき、つい心配のあまりその当たりそうな場所(方向)を見てしまうために脱輪することに気付かないのです。
車の運転は『見る』ことが重要なポイントになります。
『寄せる&曲がる』の項でも書いていますが、車は必ず見ている方向に進んでいきます。
曲がりたい方を見ていると自然に「この辺でハンドルを回したい」と感じるのです。
最初のうちはこの『感じ』がなかなかつかめませんが、1〜2時間程度の練習で大抵の人は感じることができるようになります。
この『感じ』に逆らわず素直に体を動かすことが大切なのです。
『自動車学校Help』では殆どが『見る』ことと『感じる』ことを基本にしています。
疑問に思われる方も多いと思いますが、とにかく試すことをお奨めします。