パネるん主催「大人のためのパネルシアター」で公演
  期日  2021年10月23日(土) 19:00~20:10
  場所  円林寺(中津市)


昼の部「子どものためのパネルシアター」に続き、夜は「大人のため…」。
初めての試みで、主催の古江さんは「この日が待ち遠しくて仕方なかった」と言っていた。
私たちDANパネ団も、会場がお寺ということもあって、何を観てもらおうか…と子どもに帰ったようなワクワク感。
かなり悩んだ末、子どもの前では披露したことがない古宇田亮順先生の『耳なし芳一』(めっちゃ怖い)や『吉四六さんおもしろばなし-だんごコブ-』の続きの『離縁状』などをプログラムすることに。

参加者の半数は、初パネルシアターということで、途中、講習会的にパネルシアターの基礎的な事柄を説明しながら、大人が楽しめるであろう内容で進めていきました。
作品としては、
『だんご3兄弟』で一気にパネルシアターの世界にいざない、この日のために作った『離縁状』で大笑い。吉四六さんとおへまさんが夫婦げんか。その結末は…。クイズになっており、みんなで力を合わせて考え、大変笑っていただきました。
また新作の『リズム de Kobutori』は、難しいリズム打ちに挑戦。リードするこぶとりじいさん(ナベさん)自身が間違うほどの難易度に、みんな必死に手を叩いてくれました。公演の後には、「面白かった」「どうやって作っているんですか?」など上々の反応。うれしいなあ。
『ほのうた(作詞・作曲/樋口了一)』は、ほっこり心が温かくなる作品。「癒された~」という人も。

そしてこの日のメインの作品のブラックシアター『耳なし芳一』。
古宇田先生が若かりし頃、ご自宅の本堂で夜中に一人BGMをかけ、鎖などを使って効果音を入れながら話を吹き込んだという古宇田先生の語りを聞くだけでもお宝だと感じる素晴らしく貴重な作品です。20分ほどかかる大作ですが、夜のご本堂で雰囲気も最高、みなさん大変集中して観てくれました。
気分転換に『この広い野原いっぱい』で合唱し、公演の最後は、もちろん『ブタ君街道を行く』。「パネるん」のスタッフ全員が立ち上がってDANパネ団と一緒に元気よく踊ったり歌ったりしてくれる様子を見て(AKB48みたいでしたよ)、演じながら泣きそうになるくらい感動しました。
なんて素敵な人たちでしょうか。とても大事にしてもらっている幸せな私たちです。

アンコールにもお応えして、気が付いた時にはあっという間に1時間が過ぎていましたが、公演の後も、舞台を取り囲んで絵人形を触ったり質問してくれたり…と感動冷めやらぬ感じでした。

研修会やワークショップを除いて、大人に特化したパネルシアター公演は初体験でしたが、意外にいい!大人も楽しみたいのだ。気兼ねなく語らいたいし、みんなで繋がっていたい。
そんなことを感じる夜の会でした。

こんな貴重な会を企画してくださった「パネるん」の皆さん、そして会場を提供してくださった円林寺の方々、夜遅くまで参加してくださった参加者の皆さん、心からありがとうございました。
来年もまた開催する予定だそうです。今から待ち遠しい。
『だんごコブ』『離縁状』 『リズム de Kobutori』
『耳なし芳一』
実際は、真っ暗な中での上演でした。
『ブタ君街道を行く』で盛り上がる。
 会の後は、質問攻めに。スライドなどのテクニック指導も行いました。
公演の後の茶話会。1日大変お世話になりました。 子どもスタッフからの手作りプレゼント。
クッキー、石鹸、ブックカバーなど。いつもありがとう。小さかった君たちももう高3。なべさんはじいさん。
最後まで温かく見送ってくださいました。 参加者の感想メモを綴じたかわいいファイル。
 嬉しい感想がた~くさん。感謝と感動で涙が出ます。ありがとうございました。
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